作業療法士の平均給料と20代OTの手取り月給を公開

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作業療法士の平均給料と20代OTの手取り月給を紹介作業療法士

このページでは【令和最新版】作業療法士の給料事情を紹介します。

リハビリ職の給料は多いと思われがちですが、作業療法士の給料は意外と少ないです。

作業療法士の給料について以下の給料情報をまとめています。

  • 平均給料
  • 年代別の給料
  • 経験年数別の給料
  • 勤務地別の給料
  • 役職別の給料
  • 手取り給料

作業療法士の給料に期待している方はリアルな数字をご覧ください。

関連記事:理学療法士と看護師の恋愛がうまくいく秘訣を紹介

※「令和元年 賃金構造基本統計調査」より引用。
※金額は所定内給与金額(きまって支給する現金給与額のうち、時間外勤務手当、深夜勤務手当、休日勤務手当など超過労働給与額を差し引いた金額)
※調査した企業の規模は10人以上。

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作業療法士の平均月給

作業療法士の平均月給は以下のとおり。

作業療法士(全体)27万6600円
作業療法士(男性)28万5300円
作業療法士(女性)26万5900円

額面が27万円ということは平均手取りは21万円くらいだと思います。

一人暮らしの場合は手取り21万円あれば、適度に遊びながら不自由なく暮らしていけるでしょう。

しかし、結婚をして、子供を産んで、マイホームを買って、子供が進学するとなると、手取り21万円では生活が苦しいです。

作業療法士の家庭は共働きが必須だと思います。

関連記事:【作業療法士に将来性はない】OTが40代までにするべきこと

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作業療法士の年代別の給料

作業療法士の年代別の給料は以下のとおり。

男性女性
20~24歳23万5700円23万800円
25~29歳25万9800円25万2100円
30~34歳28万1900円26万6100円
35~39歳31万7200円27万8700円
40~44歳31万9100円29万5000円
45~49歳34万1000円31万700円
50~54歳39万1400円32万円
55~59歳37万9000円33万4600円
60~64歳26万9600円33万1000円
65~69歳30万4000円19万8000円
70歳~41万9200円データなし

作業療法士の給料の最大は、男性で39万1400円(50~54歳)、女性で33万4600円(55~59歳)です。

給料の最低は、男性で23万5700円(20~24歳)。女性で19万8000円(65~69歳)となっています。

全体的に男性のほうが給料は高くなっており、70歳以上の41万円は驚きです。

70歳以上で現場の作業療法士は考えにくいので、大学教員や研究職だと思います。

関連記事:【リハビリ職と看護師の給料を比較】どっちが高給取りなのか発表

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作業療法士の経験年数別の給料

作業療法士の経験年数別の給料は以下のとおり。

経験年数男性女性
0年23万1900円23万3200円
1~4年25万3900円24万4600円
5~9年28万4500円25万8700円
10~14年31万4900円28万5500円
15年以上34万6100円30万5800円

経験年数が増えると給料は上がっていき、昇給は大体4000~8000円くらいだと思います。

ただ、私の勤務先の昇給金額を考えると、「15年以上で34万円」は絶対に届かない金額なので、職場によって多少は異なるのでしょう。

また、作業療法士の昇給が毎年2000円という職場もあるので、就職の際には気をつけてください。

基本給の昇給はボーナス金額にも影響するので、しっかりと考慮して職場を選ぶべきです。

関連記事:作業療法士は何歳まで働けるのか?定年まで働けない理由とは

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作業療法士の都道府県別の給料

※作業療法士の統計がなかったので医療・福祉業種全体の数字を紹介します。

給料が最も高い都道府県を赤色、最も低い都道府県を青色で示します。

全国平均28万4800円
北海道29万2900円
青森23万7300円
岩手24万3500円
宮城27万5600円
秋田24万8700円
山形24万4600円
福島23万9700円
茨城27万4700円
栃木29万2900円
群馬27万7400円
埼玉30万6200円
千葉30万7200円
東京32万5700円
神奈川30万4700円
新潟26万4300円
富山27万4900円
石川27万3500円
福井27万1500円
山梨26万8500円
長野28万9200円
岐阜28万3700円
静岡26万4000円
愛知30万2500円
三重27万2100円
滋賀29万2500円
京都28万3000円
大阪31万4200円
兵庫29万3800円
奈良30万4400円
和歌山26万9600円
島根24万5600円
鳥取25万4200円
岡山27万3400円
広島27万5400円
山口26万8500円
徳島26万4600円
香川27万4400円
愛媛24万3800円
高知26万6600円
福岡27万5600円
佐賀24万700円
長崎24万1900円
熊本25万3000円
大分26万600円
宮崎24万600円
鹿児島25万3500円
沖縄27万5100円

都道府県によって給料水準は大きくバラつきます。

都道府県別の給料を都会と田舎で比べると以下のとおり。

東京32万5700円
神奈川30万4700円
愛知30万2500円
大阪31万4200円
青森23万7300円
福島23万9700円
鳥取24万5600円
島根25万4200円

都道府県別の給料をみたとき、勤務地だけで5~9万円の差があって、都心部ほど給料は高い傾向にあります。

東京都と青森の給料には、9万円近くの金額差があるので、生活の質が大きく変わるレベルです。

関連記事:作業療法士の平均ボーナスはいくら?現役OTの年間賞与を紹介

作業療法士の役職別の給料

※作業療法士の統計がなかったので医療・福祉業種全体の数字を紹介します。

医療・福祉の業種の役職別の給料は以下のとおり。

男性女性
部長94万6700円77万4600円
課長53万9700円50万100円
係長38万5700円36万900円
役職なし37万7000円29万1400円

上記の統計には医師、薬剤師なども含まれていて、全体的に高給となっているので、金額差がどれくらいあるかを確認することが重要です。

役職による金額差は大きく、約7万~57万円の範囲に収まります。

私の感覚では作業療法士の役職による給料の違いは数万円程度だと思います。

関連記事:作業療法士を辞めた同期の転職理由にびっくりした話

20代作業療法士の手取り月給を公開

私のリアル給料明細から手取り月給を紹介します。

基本給217000
資格手当20000
皆勤手当5000
残業手当4883
通勤手当8850
総支給額255733
控除54282
手取り月給201451

手取り20万円を超えていますが、残業代がなければ19万円台です(毎月これくらいの金額で手取り20万円を下回る月が多い)

手取り約19~20万円という現実をみて、作業療法士の給料は安いと思いませんか?

上記では外部研修のため残業代が出ていますが、普段の病院業務ではサービス残業が当たり前です。

私の働いている病院(リハ科)は残業を基本的につけず、書類業務で定時を過ぎても残業申請することはありません。

関連記事:作業療法士の残業について!リハビリ業界の裏側を語る

作業療法士の給料が安い原因

作業療法士の給料が安い原因を考察します。

個人的に作業療法士の給料はさらに厳しくなっていくでしょう。

昇給はあまり見込めないはずです。

需要を供給が上回り作業療法士は過多となる

今後、作業療法士は増えていきますが、高齢者はピークを過ぎると減っていきます。

高齢化社会が終わりをむかえると、少子高齢化によって日本人口は減少していくはずです。

すると、私たちがリハビリを提供する対象(高齢者)が大幅に減ると予想できます。

作業療法士が増え続けると「作業療法士は多いけど高齢者は少ない」という時代が来るのです。

リハビリの対象者がいなくなれば私たちは仕事ができません。

そして、需要と供給のバランスによって作業療法士の価値は低下していくでしょう。

作業療法士の場合は、高齢者の減少(需要減少)と作業療法士増加(供給増加)によって、価値が低下していくと予想できます。

作業療法士の価値が低下するということは給料は期待できないということです。

医療・介護保険の崩壊危機

医療保険・介護保険で働いている作業療法士の給料は国から出ています。


PT・OTがリハビリ加算をとる

国は報酬を病院・施設にわたす

経営者がPT・OTに給料を分配する


上記のような流れで作業療法士は給料をもらっているのです。

つまり、作業療法士の給料の土台は公的保険であるということ。

公的保険は少子高齢化によって存続の危険を問題視されています。

高齢者が増加して国の医療費が圧迫されると、国は医療費削減・増税を進める可能性があります。

医療・介護費の削減によって作業療法士の報酬(給料)が減り、増税によって手取り給料が減るかもしれないのです。

デイサービスが潰れているという話も聞くので、私たちが働いている病院・施設も安心できません。

公的保険内で働いているかぎり、作業療法士の給料に不安がつきまといます。

作業療法士はお金を稼げない

作業療法士はコスパが悪くて、お金を効率的に稼げません。

医師の場合、1時間のうちに診療できる人数に限りはありません。

診療を1時間に4人平均のところ、1時間に6人平均に増やせばそれだけ儲けは増えます。

つまり、医師の場合は公的保険内でもお金を稼ぐ努力ができ、診察の速い医師であればコスパは高いということ。

しかし、作業療法士(病院勤務)は1時間にできるリハビリが限られています。

1単位はリハビリ20分と決まっているので1時間では3単位しか稼げません。

ベテランであろうと、新人であろうと、公的保険内で作業療法士業務をした場合の報酬は、1時間で3単位分と決まっています。

公的保険内ではリハビリ職種のコストパフォーマンスに限界があるのです。

コスパの悪い職種の給料を上げる経営者が世の中にいるでしょうか。

作業療法士の給料に不安を感じた方へ

残念なことに作業療法士の給料は上がりにくいです。

そして、作業療法士がリストラされる時代もくるでしょう。

ここでは作業療法士が未来にむけて考えるべきことを紹介します

あなたが作業療法士の給料に不安を感じていて、現状を変えたいと思っているなら、今すぐにでも行動するべきです。

作業療法士としてキャリアアップする

給料は増えずに減っていくという状況を打開する方法のひとつがキャリアアップです。

自己研磨をして、特別な技術・知識を身につけた作業療法士は生き残っていくでしょう。

キャリアアップに取り組んで、自分の価値を作り上げた作業療法士は、定年まで安心して働くことができます。

早くからキャリアアップを見定めている人と何も考えていない人では、20~30年後に想像できないほどの差が生まれているでしょう。

条件の良い職場に転職する

現状の給料に不満を感じているのなら転職するのもひとつの手です。

今よりも条件の良い職場を探してみましょう。

私の知り合いに転職を繰り返している作業療法士がいるのですが、「転職をするたびに給料が上がった」と喜んでいました。

作業療法士の需要があるときに転職を繰り返して、採用面接時に給与交渉をしていくと給料は上げやすいとのことです。

PT/OT/STの転職紹介なら【マイナビコメディカル】

また、勤務地によってはリハビリ職種が足りていません。

リハビリ職種の供給が足りていない場所を狙って転職をしていくと、給料を上げることができるかもしれません。

まとめ

理学療法士・作業療法士の志望理由を学生に聞いたとき、「給料が良い」「給料が安定している」という答えが多いみたいです。

しかし、「作業療法士の給料は良くないし、将来の安定もあやしい」と私は思っています。

作業療法士の給料事情に早く気づけた学生・新人はラッキーです。

今からだったら挽回できますし、やろうと思えば何でもできます。

あなたが作業療法士として生き残れるかはあなたの努力次第です。

未来のあなたのキャリアは現在のあなたの行動にかかっています。

他の職種の給料もまとめているので気になる方はぜひご覧ください。

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