放射線技師の平均給料はいくら?手取り・ボーナス・年代別金額を紹介

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放射線技師の平均給料・手取り・ボーナス・年代別金額を紹介医療・福祉

このページでは【令和最新版】放射線技師の給料事情を紹介します。

放射線技師・レントゲン技師と呼ぶ人もいますが正式名は診療放射線技師です(この記事では放射線技師で統一します)

放射線技師の給料について以下の情報をまとめています。

  • 平均給料
  • 経験年数別の給料
  • 年代別の給料
  • 平均ボーナス
  • 手取り給料

私はリハビリ職として病院で勤務していますが放射線技師の給料は想像つきません。

しかし、放射線技師の給料はスゴイです!!

あくまで統計データですが放射線技師の給料に驚きです。

※「令和元年 賃金構造基本統計調査」より引用。
※金額は所定内給与金額(きまって支給する現金給与額のうち、時間外勤務手当、深夜勤務手当、休日勤務手当など超過労働給与額を差し引いた金額)
※調査した企業の規模は10人以上。

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放射線技師の平均月給

放射線技師の平均月給は以下のとおり。

放射線技師(全体)31万1500円
放射線技師(男性)32万3500円
放射線技師(女性)28万6800円

放射線技師(全体)の平均月給は31万1500円と医療職では良いほうです。

看護師の平均月給が30万2400円なので放射線技師の月給は悪くありません。

あくまで平均なので職場によって差はあると思いますが、リハビリ職種より高いことは間違いないです。

情報として放射線技師(全体)の平均月給の推移も紹介します。

  • 平成30年 31万4300円
  • 平成29年 31万5700円
  • 平成28年 32万2700円
  • 平成27年 33万4100円
  • 平成26年 32万2800円
  • 平成25年 32万2100円
  • 平成24年 31万5400円

(過去の賃金構造基本統計調査より抜粋)

放射線技師の月給に大きな変動はなく31~33万円を推移している感じです。

月給30万円台をキープできるのが本当に羨ましいと思います。

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放射線技師の経験年数別の給料

放射線技師の経験年数別の給料は以下のとおり。

経験年数男性女性
0年22万6400円データなし
1~4年25万9400円データなし
5~9年29万2200円データなし
10~14年32万3100円データなし
15年以上36万5000円データなし

放射線技師の経験年数別の給料統計には女性のデータがありませんでした。

男性放射線技師のデータから見ると昇給額は5000~6000円くらいだと思われます。

経験とともに給料は上がりますが、問題は放射線技師の需要と供給のバランスです。

病院は放射線技師を長く雇用すると人件コストが高くなるので、若い人材を入れ替わりで雇っていきたいはず。

放射線技師として15年以上勤続できるかはわかりません。

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放射線技師の年代別の給料

放射線技師の年代別の給料は以下のとおり。

男性女性
20~24歳23万9300円データなし
25~29歳27万4100円データなし
30~34歳28万8700円データなし
35~39歳32万6900円データなし
40~44歳33万4700円データなし
45~49歳38万3900円データなし
50~54歳40万2800円データなし
55~59歳44万3700円データなし
60~64歳30万7100円データなし
65~69歳33万400円データなし
70歳以上21万1000円データなし

放射線技師の年代別給料には女性のデータが全くありませんでした。

日本に女性放射線技師が0人であるわけがないので、母数の数があまりにも少ないのが原因だと思われます。

女性放射線技師が少ない理由として以下のようなことが挙げられます。

  • 産休・育休からの職場復帰が難しい(休職中に新人を入れたほうが効率が良い)
  • 放射線被ばくの影響は少ないとはいえ妊娠と出産がある女性は気になる

近年は乳がん検診やマンモグラフィ検査(乳房X線検査)など、女性に対する検査ニーズは高まっていますが、確かに女性放射線技師は少ないイメージがあります。

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放射線技師の平均ボーナス

放射線技師の平均ボーナスは以下のとおり。

放射線技師(全体)86万5100円
放射線技師(男性)88万7900円
放射線技師(女性)81万8200円

放射線技師のボーナスが良すぎるので統計の信頼性は疑わしいです。

なぜなら、医師(全体)の平均ボーナスが77万2300円であり、放射線技師のボーナスが医師を超えることは考えにくいからです。

※医師のボーナス(統計データ)が低すぎるのかもしれません。

注意として、この記事で扱った数字は統計データの平均値であることをご理解ください。

あくまで統計データを用いているので、放射線技師になれば上記のようなお金がもらえるわけではありません。

放射線技師の手取り月給

およそですが、額面の約80%が手取りと言われています。

放射線技師(全体)の平均月給31万1500円から計算すると

314300×0.8=249200


放射線技師の手取り月給:約24万9200円


さらに、放射線技師の手取り月給から年収を計算すると

249200×12+865100=3855500


放射線技師の手取り年収:約385万5500円


平均年収385万円は医療職では上から3番目だと思います(1位は医師、2位は薬剤師)

放射線技師は看護師よりお金を稼いでいるのです。

放射線技師の就職は大変だと言われている

ネットで検索すると「放射線技師は就職しやすい」「放射線技師の給料と就職は安定している」という言葉を見かけますが実際はどうなのでしょうか。

私はリハビリ職種なので放射線技師の事情を詳しく知りません。

ただ、ネット上では悲観的な見方をしている人もいます。

  • 放射線技師は供給過多である
  • 病院の年間採用者は約0~2人なのに毎年2000人以上の放射線技師が誕生している
  • 正社員として大きな病院に勤められるのはごくわずか
  • 非常勤やパートなど非正規雇用での募集も多い
  • ほとんどの女性放射線技師は結婚前後に辞めていく

確かに放射線技師の就職を考えたとき、看護師やリハビリ職とは異なります。

看護師やリハビリ職は毎年10~20人くらいの新卒者を採用することがザラにありますが、放射線技師を毎年10人も採用することはないでしょう。

放射線技師は看護師やリハビリ職より人数を必要としないから採用人数を抑えられます。

毎年10人のペースで放射線技師を増やしていけば、退職者のペースと折り合いがつかずに放射線科はパンクしてしまいます。

そう考えたとき、放射線技師の就職状況は必ず安泰とは言えない理屈がわかります。

他の職種の給料もまとめているので気になる方はぜひご覧ください。

放射線技師の給料に不満を感じた方へ

放射線技師の将来に不安を感じたのなら、今から対策する必要があります。

特に女性の場合は急務です。

なぜなら、女性放射線技師は途中退職が多いという事実があるからです。

放射線技師を辞めてから考えるのではなく、辞める前からお金のことを考える必要があります。

転職する

医療・福祉業界は医療費削減や少子高齢化などの不安要素が多いので、職場に留まり続けても給料の大幅アップは見込めないでしょう。

放射線技師の給料が不満なら転職するのがひとつの手です。

大学病院や大きな病院は就職に学歴が関係してくるので転職は簡単ではないと思います。

個人経営のクリニックや地方の療養病院であれば比較的条件の良い求人が残っているかもしれません。

思い切って他分野に転職するのもアリです。

放射線技師の国家資格を取ったからといって、放射線技師として働かないといけない理由はありません。

放射線技師の知識を活かして他分野で活躍できるかもしれません。

狭い視野で考えるのではなく広い視野で考えることが重要であり、そのための転職はとても有効だと思います。

株式投資をする

SNS上で投資をしている放射線技師を見かけますがリハビリ職である私も投資をしています。

私はインデックス投資でコツコツとお金を増やしています。

インデックス投資であれば仕事をしながらでも投資ができます。

実際に私は投資に時間を使っておらず、月に1回だけ投資成績をチェックするだけで放置しています。

今の時代は簡単に投資ができるので、資産を運用していない医療従事者はもったいないです。

関連記事:リハビリ専門職の投資成績を公開

まとめ

金額だけをみると放射線技師の給料はかなり良いです。

しかし、医療・福祉職の人は転職・投資・副業など自分のキャリアをもっと考えるべきだと思います。

これからの時代は「医療・福祉職は仕事に困らない」が通用しないからです。

放射線技師が飽和する未来はなんとなく想像できます。

放射線技師として働き続けたいなら、自分で仕事に困らない立ち位置を作るしかないのです。

私は自分のキャリアのために投資とブログをしています。

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