インデックス投資は儲からないの嘘と本当を解説

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インデックス投資は儲からないの嘘と本当を解説【初心者向け】資産運用

このページではインデックス投資は儲からないの嘘と本当を解説します。

インデックス投資は儲からないという話は半分が本当で半分が嘘です。

すべてのインデックス投資家はお金を増やすために投資をしていますが、インデックス投資で大儲けはできません。

インデックス投資ではウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスのような平均20%のリターンを得ることは難しいです。

しかし、インデックス投資で普通のサラリーマンがお金を儲けることはできます。

私もお金を儲けるためにインデックス投資をしていますから。

インデックス投資の目的を見失った投資家はぜひご覧ください。

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インデックス投資は儲からないというのは嘘

「インデックス投資は儲からない」という言葉は基本的には嘘であり、インデックス投資でお金を儲けることはできます。

「儲ける」とは金銭上の利益を得るという意味なので、株式市場の歴史を振り返って利益を上げてきたインデックス投資は儲けることができる投資法と言えるでしょう。

実際に著名なインデックス投資家の方々はお金を儲けています。

有名な方を紹介すると、インデックス投資ブログ「梅屋敷のランダム・ウォーカー」を運営している水瀬ケンイチさんです。

水瀬ケンイチさんはインデックス投資を15年間継続することで、元本に対して約150%のリターンでお金を増やしたとのことです(著書「お金は寝かせて増やしなさい」より)

また、ダウ平均株価の長期チャートをみるとインデックス投資が儲かることがわかります。

1980年からダウ平均株価は右肩上がりに成長しています。

つまり、ダウ平均株価に連動するインデックスファンドに投資するだけでお金を儲けることができたのです。

資本主義経済が続くかぎり、株式市場は右肩がりで成長していくでしょうし、インデックス投資によってお金を儲けることはできると思います。

しかし、インデックス投資をするうえで頭に入れておくべきことがあります。

それはインデックス投資で大儲けはできないということです。

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インデックス投資で大儲けできないというのは本当

インデックス投資で大儲けできない理由は、幅広い分散投資をしているからです。

インデックス投資では株価指数に連動することを目指して、幅広い銘柄に分散投資をしているので、市場平均程度のリターンしか上げることができません。

分散投資はリスク低減の効果がありますが、それと同時に大儲けの確率を下げてしまいます。

ひとつの銘柄に集中投資していた場合、投資銘柄の株価が上がれば、その分の値上がり益をひとり占めできます。

しかし、複数の銘柄に分散投資していた場合は、株価が上がる銘柄もあれば、株価が下がる銘柄もあるので、全体の値上がり益が平均に落ち着くのです。

あなたが大儲けをしたいのなら、インデックス投資を選ぶべきではないでしょう。

インデックス投資は平均点をとることはできますが高得点をとることはできません。

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インデックス投資以外であれば大儲けはできるのか

インデックス投資で大儲けはできませんが、個別株への集中投資であれば大儲けはできます。

例えば、任天堂の株式です。

株価チャートを見てわかるとおり、任天堂の株価は急上昇しました。

任天堂の株価は2014年4月に10740円だったのが、2018年2月には49080円まで値上がりしました。

2014年に任天堂の株を買っていたら、資産を約5倍に増やすことができたのです。

もうひとつの例として、ライザップの株式です。

ライザップの株価は2014年2月に58円だったのが、2017年11月には2949円まで値上がりしました。

ライザップの株価は3年数か月で約50倍になったのです。

2014年2月に100万円分のライザップ株を買っていたら、2017年11月には5000万円の価値になっているということです。

上記のようなデータをみると、個別株に大儲けの可能性があることはわかります。

しかし、よく考えてください。

投資初心者が「安く買って、高く売る」を簡単に実現できると思いますか?

任天堂の株価が約5倍になっとき、迷わずに売ることができますか?

ライザップの株価が約50倍になったとき、欲望に負けず売ることできますか?

ライザップの株価チャートを見るとわかりますが、2017年11月以降の株価は恐ろしいほど下がっています。

ライザップの株を売るのは2017年11月がベストであり、それを逃すと株価急落のダメージを受けたのです。

もう一度だけ言っておきます。

あなたは「安く買って、高く売る」を簡単に実現できると思いますか?

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平均点がとれるインデックス投資は素晴らしい資産運用

インデックス投資は株式市場の平均を目指すので「インデックス投資は平均点をとる資産運用」と表現されることがあります。

株式市場の平均は投資における平均点であり、市場平均に連動するインデックス投資は平均点をとる資産運用なのです。

TOPIXは東証一部全銘柄の時価総額を指数化しており日本株式市場の平均と言えるので、TOPIXに連動するインデックスファンドは日本株式市場の平均点をとることになります。

そして、よく考えてみると平均点がとれる資産運用は素晴らしいのです。

プロ投資家がひしめき合う株式市場で平均点をとるのは簡単ではなく、投資初心者は平均点をとるどころか大きな損をして退場するのがオチです。

毎年毎年、市場平均と「パー」で回れるということは、株式投資というゲームをプレイする戦略としては非常に素晴らしいということに多くの人は同意するはずである。

引用:ウォール街のランダム・ウォーカー【第10版】

インデックス投資のベストセラーである「ウォール街のランダム・ウォーカー」では、ゴルフに例えて上記のように書かれています。

ゴルフ初心者が18ホールを「パー」で回れるのと同じように、投資初心者が株式市場で「平均点」をとれるのは素晴らしいのです。

インデックス投資はゆっくりコツコツとお金を増やしていく

私はインデックス投資はリターン10%が上限だと思っているので、「インデックス投資で大儲けをしよう!」という考えはありません。

インデックス投資はあくまで資産形成です。

「1年後に資産を10倍にしたい!」という人は個別株、FX、信用取引をすればいいと思います。

インデックス投資は投資のギャンブル要素をできるだけ取り除いて、可能なかぎり安全にお金を増やすことができる方法だと思っています。

普通のサラリーマンが安全にお金を増やすためには、長期・分散・積立を意識して、ゆっくりコツコツと投資を続けていくしかないでしょう。

まとめ

インデックス投資で大儲けはできませんが、インデックス投資で儲けることはできます。

世界中の機関投資家、個人投資家がインデックス投資をしている理由は、平均的なリターンを上げることができるからです。

つまり、インデックス投資では平均的な儲けを手に入れることができるのです。

私は大儲けできなくても、ほどほどの儲けがあれば満足だと思っています。


▼インデックス投資の運用ガイド▼


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