このページでは福祉住環境コーディネーター2級に独学で合格する勉強法を紹介します。
間違った勉強法を続けても、福祉住環境コーディネーター試験に合格することはできません。
ちなみに、私は独学で勉強して「第38回福祉住環境コーディネーター試験」に合格しました。
試験には試験の勉強法があるので、正しい勉強法を身につけましょう。
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福祉住環境コーディネーター合格のための独学勉強法
独学で福祉住環境コーディネーターを取得した勉強法を紹介します。
ポイントは以下の3つです。
- 公式テキストで全体を理解する
- 過去問題集を中心に勉強する
- 効率的に勉強する
私が福祉住環境コーディネーター試験に合格したときの勉強法を紹介します。
公式テキストで全体を理解する
福祉住環境コーディネーター試験の勉強で、私が最初にしたことは公式テキストの流し読みです。
公式テキストを流し読みして全体を把握しておくと、テーマごとの知識が身につきやすいと思います。
流し読みして全体のイメージを画像で取り込む感じです。
「公式テキストをすべて覚える!」と必死になって、隅から隅までを熟読してはいけません。
テキストのページ量を考えると丸暗記は非効率です。
後述しますが、公式テキストと過去問題集を併用しながら勉強していくのがいいでしょう。
公式テキストは過去問で間違った部分の確認に使用するのがベストです。
過去問題集を中心に勉強をする
福祉住環境コーディネーター試験に合格したいなら、過去問題集を中心に勉強しましょう。
過去問題集を解くことで、出題しやすい問題、問題の形式・選択肢など、試験の傾向をつかむことができます。
勉強の比率は、過去問題集が9割、公式テキストが1割で問題ありません。
- 過去問題集と解いて覚える作業がメインの勉強方法
- 過去問題集で間違えた個所を公式テキストでチェックするのがサブの勉強方法
間違った箇所はしっかりと覚えて、二度と間違えないようにするのが大切です。
私は下記の過去問題集を使用しました。とてもわかりやすかったのでおすすめです。
効率的に勉強をする
試験の勉強法として、テキストをやみくもに覚えていく方法は非効率です。
福祉住環境コーディネーター試験に合格するためには、試験の傾向をしっかりとつかみ、とれるところで点数をとることが大切です。
公式テキストをすべて覚える勉強法では合格が遠ざかっていきます。
- 過去問題集で傾向と対策をつかむ
- 間違った個所は反復学習して記憶する
- 一夜漬けではなく、定期的な学習を心がける
上記のような勉強の効率を考えて取り組むことで合格率はグッと上がるでしょう。
福祉住環境コーディネーター2級に合格した勉強時間
福祉住環境コーディネーター2級の合格までの勉強時間はさまざまです。
人によって記憶力・知識量に差があるので、絶対的な勉強時間を示すことはできません。
ただ、私の場合は1日1~3時間の勉強を3週間ほど続けて合格しました。
「少しでもいいから毎日やる」ことが重要だったと思います。
「過去問題集と解く」「間違った箇所を復習」「公式テキストで確認」という作業をしていくと、知識は身についていきます。
ただ、医療福祉の知識のない人が、福祉住環境コーディネーター2級に合格したいなら、最低でも3か月の勉強時間は欲しいところです。
医療福祉になじみがないと、単語や文章が頭に入りにくいので、勉強が進みにくいと思います。
試験問題に慣れるのに時間がかかりますし、そこから知識を頭に入れていくのは大変です。
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福祉住環境コーディネーター2級の合格には過去問題集は必須
ネットを見ていると、公式テキストだけで福祉住環境コーディネーター2級に合格した強者がいます。
公式テキストだけで勉強して、福祉住環境コーディネーター2級に合格することは可能ですが、いくつかの条件が必要です。
- 記憶力がとても良い
- 膨大な勉強時間を確保できる
- ある程度の医療福祉の知識がある
上記以外の人は過去問題集が必須です。
過去問題集で「問題形式」「解答形式」「試験の傾向」「試験の対策」を感じることは重要だと思います。
過去問題集を使った勉強のほうが効率的ですし、上達スピードはケタ違いに速いです。
福祉住環境コーディネーター2級の公式テキストは必要なのか
福祉住環境コーディネーター2級の試験に合格するだけなら、過去問題集をしっかりと勉強しておけば大丈夫です。
過去問題集の回答集には問題の解説があるので、答え合わせをしながら解説を頭に入れていけば、試験に合格できるレベルの知識はつきます。
福祉住環境コーディネーター合格のために公式テキストは必ずしも必要ではありません。
あなたが「公式テキスト」か「過去問題集」のどちらかしか買うことができないのなら、迷わず過去問題集を買ったほうがいいでしょう。
ただ、私は公式テキストも購入しました。
なぜかというと、①過去問題集だけでは不安だったから、②試験合格後は公式テキストが役に立つからです。
私は心配性なので公式テキストを購入して、全体のページをそれなりに読み込んで、なんとなくを理解する作業をしました。
また、試験には過去問題集が必須ですが、実践現場では公式テキストのほうが役に立つはずです。
実践現場ではさまざまなケースがあり、試験問題の解答が当てはまらないことは多々あります。
自分のもっている知識を、自分の頭で選択・組み合わせて、ケースの問題を解決しなくてはいけません。
そのときに役立つのが公式テキストです。
福祉住環境コーディネーター2級の合格率
福祉住環境コーディネーター2級の合格率は以下のとおり。
合格率 | 平均点 | |
第38回 | 49.0% | 68.2 |
第39回 | 51.9% | 68.7 |
第40回 | 13.8% | 55.1 |
第41回 | 42.0% | 65.7 |
第42回 | 29.9% | 61.7 |
試験によって合格率に変動はありますが、全体的に福祉住環境コーディネーター2級の合格率は低いです。
第40回の合格率の低さは驚きで、5人中4人が不合格という結果になっています。
ただ、70点以上が合格である試験の平均点が60点台なので合格率の低さは妥当でしょう。
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福祉住環境コーディネーター2級の難易度は高いのか
私は試験の難易度は高くはないと思います。
合格率の低さで判断すると難しい試験だと感じますが、個人的にはそこまで難しくはなかったです。
なぜかというと、①マークシート形式で、②問題に傾向があるから。
福祉住環境コーディネーターはマークシート形式なので、消去法で解答を導くことができます。
また、福祉住環境コーディネーター試験を受けてみて、過去問題集と似たような問題は多かったです。
すべての問題がそうではありませんが問題の傾向は確かにありました。
知っている傾向の問題を100%正解できると、福祉住環境コーディネーター試験合格に近づきます。
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まとめ
福祉住環境コーディネーターは合格が難しい資格ではないので挑戦してみる価値はあるでしょう。
効率的な勉強(公式テキスト・過去問)を継続すれば、福祉住環境コーディネーター合格は手に入ります。
福祉住環境コーディネーターは高齢化社会で活かすことができる資格です。
介護福祉士、ホームヘルパーなどの有資格者は、医療・福祉の知識を深く知るために取っておいて損はないと思います。
PT・OTは住環境整備、福祉用具、住宅改修など大学では詳しく学ばない知識を深めるのに良いでしょう。
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