【作業療法士の仕事はつらい】病院勤務のOTが正直に語る

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【作業療法士の仕事はつらい】病院勤務のOTが正直に語る理学療法士・作業療法士

このページでは現役OTが作業療法士のつらさについて解説します。

さまざまな意見があると思いますが作業療法士の仕事は楽ではありません。

「作業療法士がつらい」「作業療法士がしんどい」という理由で辞めていく人はいます。

そもそも、この社会に「楽な仕事」はないです。

すべての仕事に「つらいこと」「大変なこと」「しんどいこと」があるはずです。

作業療法士の仕事には楽に見える部分(あくまで見えるだけで実際には楽ではない)とつらい部分があるのです。

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作業療法士の仕事は楽ではない

作業療法士の仕事は楽ではないです。

つらいこと、大変なこと、しんどいことはありますし、仕事が終わると身体的・精神的に疲れます。

私の知り合いに作業療法士の仕事が大変だからケアマネジャーの資格を取った人がいます(40~50代になったらケアマネジャーに転職するそうです)

また、私の同期は「リハビリ業界がつらい」という理由で福祉用具業者に転職しました。

その同期は福祉用具の配送をしています。

関連記事:久しぶりに会った同期が作業療法士を辞めていた話

リハビリ業務がつらい、レポートがしんどい、大変なことが多いという理由で転職をしている作業療法士は多いです。

現役作業療法士が感じる「つらいポイント」は以下のとおり。

  • 身体的疲労
  • 精神的疲労
  • 自己研磨
  • 協会の仕事
  • セクハラ
  • 知名度が低い

以下より、簡単に紹介します。

身体的疲労がつらい

作業療法士の仕事は、患者さんと一緒に机に座って作業をしているイメージがありますが、それだけではありません。

作業療法士も患者さんの身体を触り、筋力訓練・関節可動域訓練などを行います。

そして、私の場合は1日10~12人の患者さんにリハビリを実施することがあるのです。

何人もの患者さんにリハビリを続けて行うと、さすがに腕や肩が凝って疲れます。

患者さんの脱力した脚を持ち上げるのは重たいですし、相手が大柄の男性であればしんどいです。

患者さんの痛みに注意しながら動かしたり、気難しい人のリハビリをしたりするのは気疲れします。

患者さんがベッドから車いすへ乗り移るとき、ベッドから起きあがるとき、歩行するときなど、介助を行うことも楽ではありません。

100kgの患者さんをベッドから起こすときはつらいです。

精神的疲労がしんどい

医療・福祉の業界で働いていると、いろいろな人とコミュニケーションを取ります。

患者さん・家族さんはもちろんのこと、医師、看護師、理学療法士、言語聴覚士、介護士、ケアマネジャーなど、いろいろな人と話す機会は多いです。

私は話すのが苦手ではありませんし、コミュニケーションの大切さもわかっているのですが、「会話がしんどい」と感じることがあります。

コミュニケーションがしんどくなって、「もう、話したくない!」となるのです。

  • マシンガンのように話し続ける患者さん
  • 変な言いがかりをつける家族さん
  • 遠回しに嫌味を言う他職種
  • 陰で悪口を言う○○

本当にいろいろな人がいるので精神的にしんどいと感じるのです。

怒りやすい患者さん、意味不明なクレームをつける家族さんには気を遣って話しますし、感じの悪い職員にも笑顔でニコニコしています。

医療・福祉で働いていると、嫌な人たちとも付き合っていく必要があるからつらいです。

担当患者さんから逃げることはできない。
他職種と話さずに医療・福祉は提供できない。

自己研磨が大変である

作業療法士の法律条文に自己研磨の義務が示されています。

患者さんのために作業療法士は腕を磨く必要があるのです。

医療・福祉の情報は日々更新されていきますし、毎日勉強しないと知識・技術が遅れていってしまいます。

論文を読んだり、症例を発表したり、レポートをまとめたりすることで作業療法士として成長していくのです。

ただ、仕事をしながらの自己研磨は大変です。

症例発表やレポートをまとめるのは体力と時間が必要ですし、仕事で身体・精神的に疲労している状態から勉強するのは大変だと思います。

家族・子供がいると休日に十分な時間を取ることができないので大変です。

仕事と家庭を両立しながら、すきま時間を活用して、自己研磨していくのは楽ではありません。

協会の仕事は楽ではない

作業療法士協会が関係する研修、会議、学会、イベントなど、協会関連の仕事を手伝うことがあります。

正直いうと、運営や教育委員などに絡んでいくと大変です。

勤務先の方針によっては協会員でなくても、イベントや研修の手伝いに行かされることがあります。

休日を返上して協会の仕事をするのはつらいです。

ただ、研修、学会、協会などの運営は誰かがやらないと回らないので、会員で協力してやっていくしかないとは思います。

セクハラがつらい

セクハラは女性作業療法士の被害が多いです。

  • 二人きりのときに下ネタを言われた
  • 介助したときに胸を触られた

医療・福祉業界でセクハラ被害は多数あります。

相手は患者さんなので強く言い返せない部分があり、人によってはトラウマになることもあるでしょう。

私の経験上、女性患者さんから男性作業療法士へのセクハラは少ないです(むしろ、女性患者さんは優しく接してくれます)

しかし、男性患者さんは女性作業療法士への目つきがやらしいと思います。

特に高齢の方は態度に出るのでわかりやすいです。

セクハラの被害者はつらいです。

セクハラをされた相手は傷つきます。

補足ですが、すべての男性患者さんがそうではありません。

スマートでかっこよくてジェントルマンな男性患者さんもいらっしゃいます。

知名度が低い

作業療法士の知名度は低いです。

ほとんどの患者さん・家族さんは作業療法士を知りませんし、医療関係者でも知らない人が多いと思います。

自分の仕事が理解されていないとつらいです。

作業療法士の役割を示せないと活躍の範囲は減りますし、医療チームから外されるかもしれません。

作業療法士は自身の強みをアピールしていく必要があります。

「ついでに作業療法も・・」と医師から指示されるときのつらさは味わいたくない。

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作業療法士になるのはしんどい

作業療法士になるのは楽ではありません。

作業療法士になるまでの大変なことは以下の3つです。

  • 大学入学
  • 実習
  • 国家試験

大学入学・実習・国家試験を通して、作業療法士になるまでの勉強はしんどいです。

上記3つの中で最も大変なことは実習でしょう。

実習では患者さんを担当させていただくのですが、実習先の先生に評価されながら行うリハビリはかなり緊張します。

また、私の場合は毎日10枚近くのレポートを書き、実習中の睡眠時間は平均で3~4時間でした。

一睡もすることなく、徹夜で実習先へ向かうこともありました。

100人の作業療法士にアンケートを取ったら、間違いなく100人全員が「実習は二度としたくない」と答えるはずです。

実習が終わったあとの「喜び」は今でも忘れられません。

※最近では実習の在り方が見直されているので、学生に対する過度な指導は減っています。

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作業療法士の将来は大変かもしれない

作業療法士の将来は大変なことになるかもしれません。

  • 資格があるから就職しやすい
  • 作業療法士は転職しやすい
  • 資格があれば食べていける

国家資格を持っていると将来は安泰と言われますが、作業療法士の将来はわかりません。

作業療法士が失業する時代がくるかもしれないのです。

関連記事:【作業療法士はいらないのか】OTの失業リスクを紹介

資格職だからといって「のほほん」と安心していてはいけないのです。

作業療法士の将来がつらいものにならないよう、OTキャリアを広げることが求められます。

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作業療法士のつらさは職場によって違う

作業療法士の仕事は楽ではないのですが実際には職場によって異なります。

つらい職場もあれば、楽な職場もあるのです。

病棟リハビリと訪問リハビリでは仕事が大きく違いますし、病院とデイケアでも全く違うでしょう。

知り合いの作業療法士は仕事が楽な職場で働いています。

  • 上下関係がない
  • プレッシャーがない
  • ノルマがない
  • サボることができる

作業療法士の仕事は職場によって異なり、楽な職場は本当に楽だと思います。

私もノルマのない職場で働いていたことがありますが、上司のプレッシャーを受けることなく自分のペースで仕事ができました。

しかし、つらい職場もあるので要注意してください。

作業療法士の仕事が死ぬほどつらいと思うような職場はあります。

  • 劣悪な上下関係
  • 他職種からの悪口
  • サービス残業
  • マンパワー不足

知り合いの作業療法士は職場がつらすぎて入職1か月で辞めていました

介護職・看護師から陰で悪口を言われたり、頼れる上司がいなかったり、当たり前のようにサービス残業があったりする職場は実在します。

作業療法士の仕事がつらいなら転職してもいい

作業療法士の仕事がつらいなら、今の職場はあなたに向いていないのかもしれません。

  • 職場をすぐに辞めるのは申し訳ない
  • 3年間は頑張って働いてみよう

作業療法士の仕事がつらいと思いながら、我慢して働いている人は多いと思います。

しかし、作業療法士の仕事がつらいと感じているなら、転職に向けた行動を始めてみるべきです。

つらさが限界を超える前に転職活動を始めることが大切です。

死ぬほどつらくなってからでは遅いので、冷静なうちから小さな転職活動を始めましょう。

作業療法士の転職ならマイナビコメディカルがおすすめです。

マイナビコメディカルのおすすめポイントは以下のとおり。

  • 登録から入職まで費用はかからない
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  • 厚生労働省から認可を受けた転職・就職支援サービスだから安心
  • 各地の医療機関や施設に精通した専門のキャリアアドバイザーが相談にのってくれる

地獄のような職場に転職したくないならキャリアアドバイザーの手を借りましょう。

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つらい仕事をダラダラ続けても、あなた自身がさらに苦しくなっていくだけ。

現状の仕事がつらいなら転職をして、新天地の空気を感じてみるのもひとつの手だと思います。

悩んでいるなら、今すぐの無料登録をおすすめします。

まとめ

作業療法士の仕事で悩んでいる人は多いでしょうが、今の状況がつらいなら小休止していいと思います。

  • 作業療法士の仕事がつらい
  • 作業療法士の就職活動がつらい
  • 作業療法士の勉強がつらい
  • 作業療法士の実習がつらい

現状がつらくて苦しいなら、頑張るのをやめてもいいのです。

私の知り合いの作業療法士は、いろいろと悩んだ末に転職をして、今は楽しく仕事をしています。

「高い学費を払って、学校を卒業して、国家試験に受かって、せっかく作業療法士の資格を取ったのに、転職するなんて・・・」

悪魔の声を気にする人がいますが、苦しんでいるあなたの身体と心のほうが大切です。

作業療法士の仕事がつらいと感じるのは悪いことではありません。

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