このページでは本を買う派と本を借りる派の意見を解説します。
「本は絶対に買うべき」と主張する人もいれば、「本は借りたほうが得」と主張する人もいます。
結論をいうと、自分なりの読書ライフを楽しめばいいので、「本は絶対に○○するべき」という意見は聞き流してください。
本は絶対に買うべきなのか
本を絶対に買うことは誰にでもできることではありません。
- 読みたい本を買っていたらお金がなくなる
- 本以外のことにもお金を使いたい
- 買った本が面白くなかったら損をした気分になる
- 学生だから本を買うお金がない
- 買った本の置き場所に困る
本を買うか借りるかで迷ってしまう人は多いと思います。
しかし、ネットを見ていると「本は絶対に買うべき」「本を借りる人はバカ」というような、本を借りることを否定した意見を見かけます。
本の楽しみ方は人それぞれなので、私は本を絶対に買うべきという意見に反対です。
この世に絶対はありませんし、他人から指図される筋合いはありません。
そして、同じように本は絶対に借りるべきとも言えないのです。
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【本は買う派】本を買うことのメリット
一部では本は絶対に買うべきという考えが根強いです。
以下より、本を買うことのメリットを紹介します。
本を買うことで時間を無駄にしない
本を借りる場合、読みたい本を読むまでに時間がかかります。
- 図書館に行く
- 貸出の予約待ち
本を買う行為と比べて、本を借りる行為には手間がかかるのは事実です。
本を買うことの一番のメリットは読みたい本がすぐ読めること。
ビル・ゲイツなど著名人が「時間は有限で貴重である」という名言を残しています。
本を借りるまでに時間を浪費しているとも言えるのです。
買うからこそ本を真剣に読む
図書館で借りた本は積んでおくだけで読まなかったりします。
いつの間にか返却期限がきて、熟読しないまま本を返した経験は誰にでもあるでしょう。
無料で借りることができて、何度でも借りることができるから、図書館の本を読むときには真剣さが足りないのだと思います。
しかし、買った本はお金を払っているので読まないと損です。
「買うからこそ本を真剣に読む」という人はいるはず。
図書館の本をダラダラ読むくらいなら、本を買って集中して読むほうが有益です。
マーカー・付箋がつけられない
借りた本はマーカーで線を引いたり、付箋を貼りつけたりできません。
しかし、買った本であれば自由に使えます。
買った本は自分がわかりやすいようにアレンジすることができます。
あとで見直しやすいように付箋をつけてもいいですし、重要な部分が一目でわかるようにマーカーをつけてもいいでしょう。
自分のオリジナルの本が手元にあるのは気持ち良いものです。
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【本は借りる派】本を借りることのメリット
誰しも図書館で本を借りたことがあるでしょう。
図書館は絶対に必要なものですし、学生、子供、お金のない人にとって「本を借りること」は重要な要素だと思います。
以下より、本を借りることのメリットを紹介します。
面白くない本を買う失敗がない
借りて読んでから欲しい本を買う場合、面白くない本を買うという悔しい経験をしなくて済みます。
図書館で試し読みしているので、必要な本だけを買うことができます。
読んで吟味することによって、本当に必要な本が選べるのです。
図書館で借りて読んでから、すばらしいと思った本だけを買えば、必要のない本を買って損をする経験はなくなります。
置き場所に困らない
図書館で借りた本は必ず返却するので、本棚が読んだ本でいっぱいになることはありません。
本を買ったとしても、借りて読んで気に入った本だけを買うので、厳選された本だけが本棚に並び、それほど量も気にならないはず。
気になった本を買いあさっていれば、すぐに部屋の本棚は満杯になります。
本の置き場所で困りたくないなら、図書館で本を借りましょう。
本を読むという娯楽にお金がかからない
本を借りる最大のメリットはお金がかからないことです。
普段から本を熱心に読まないけど、暇つぶしに読みたい場合は借りたほうがいいと思います。
私の父親が「読書を始めようかな~」といって、本を10冊くらい買ってきましたが、1冊も読み切ることなく現在では実家に埋もれています。
買った本を読まないことほどお金の無駄遣いはありませんし、積まれたままの本が可哀想です。
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私は「本は借りる」が第一選択
気になった本や読みたい本は「まずは借りる」のがいいと思います。
借りて読んでみて、手元に欲しい、何度も読み返したい、すばらしい本だと思ったら、買えばいいと思います。
学生や子どもは気になった本をすべて買うのは難しいはず。
私は過度な節約をしてまで、本を買うべきではないと思っています。
自由な時間がある学生時代に、生活を切り詰めて本代を生み出すより、本以外のいろいろな経験・遊びにお金を使って、有意義に過ごしたほうがいいです。
お金がないからといって、洋服や食事や固定費などのお金をギリギリまで切り詰め、健康や生活の質を犠牲にしてまで本代を生み出す必要はないです。
私はお金を貯めるために「本を借りる」を第一選択としていました。
結論は「買う」と「借りる」を使い分ければOK
本は絶対に買うべきではありませんが、絶対に借りるべきでもありません。
ほとんどの人は「買う」と「借りる」を使い分ければOKです。
例えば、本を買う基準として下記のような項目をつくっておいて、それ以外の場合は「まずは借りる」を徹底すればいいと思います。
- 新版が読みたい(図書館に旧版しかない)
- 図書館の予約待ちが長すぎる
- 手元に持っておきたい本
- どうしてもすぐに読みたい
本を読む目的は人それぞれなので、極端な意見に惑わされず、自分なりの読書ライフを楽しんでください。
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漫画を買うのはもったいないのか
漫画を買うのはもったいないと言われますが、漫画の楽しみ方は人それぞれなので、無駄だと言い切ることはできません。
漫画の楽しみ方は以下のとおり。
- 好きな漫画を何度も読み返したい
- 漫画はコレクションの一部
- 漫画の表紙・裏表紙を楽しみたい
漫画はコレクションの一部でもあるので、全巻揃えたときの達成感はわかる人にはわかります。
つまり、漫画を買うのが無駄なのかは個人の価値観によるのです。
漫画を一度読めば満足する人が、漫画を買うのはもったいないので、ブックオフの立ち読みで済ませるべきです。
また、面白いか、面白くないか、内容のわからない漫画をいきなり買うのはもったいないので、ある程度の内容を確認してから漫画を買うようにしましょう。
私は好きな漫画を買っています。
好きな漫画は何度も読み返したいので、全巻を新刊で買っています。
好きな漫画を買うことを無駄だと思ったことはないですし、これからも漫画はコレクションの一部として買い続けるでしょう。
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まとめ
本を買うのはもったいないという気持ちは悪ではありません。
誰でもお金が減るのは好きではありませんし、人によって境遇はさまざまです。
しかし、本は絶対に買わないというのはNGです。
あなたにとって買うべき本は絶対にあります。
「買う」と「借りる」を使い分けるのがベストです。
娯楽・暇つぶしのような「へー、そうなんだ」を求める読書であれば借りたほうがいい。
仕事・勉強のような「スキルアップ・成長」を求める読書であれば買ったほうがいい。
買うか借りるかで悩むなら、「まずは借りる」を選んで、自分なりの読書ライフを見つけていくのもいいと思います。
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【番外】本を安く買う方法
最後に番外編として、私が普段から利用している「本をお得に買う方法」を紹介します。
お得に本を買うことができるのでおすすめです。
すべての人が利用できるわけではないですが、難しい方法ではありません。
図書カード
図書カードは書店で使えるプリペイドカードです。
500円、1000円、3000円、5000円と利用できる金額が決まっており、カードと引き換えで本を購入することができます。
チケットショップで還元率2~3%くらいで購入することができると思います。
私の場合は親の株主優待で送られてくる図書カードを分けてもらっています。
学生生協
本を買うときに最も活用しているのが学生生協です。
私の卒業した大学では学生生協で本を買うと10%OFFでした。
そして、学生生協に驚いたのが卒業生でも10%OFFしてくれることです。
私は今でも学生生協の書店を利用していますし、20000円の本を買ったときに2000円割り引いてもらいました。
さらに驚いたのが、学生生協の書店にない本は取り寄せてくれたうえ、定価から10%を値引いてくれるのです。
学生生協は専門書を買うときにとても重宝しています。
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ただ、漫画や趣味の本など、個人的なものを注文するのは気が引けるので、学生生協で買うのは医療・福祉の専門書に限定しています。
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