【要約】金持ち父さん貧乏父さん 改訂版

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金持ち父さん貧乏父さんの要約レビュー絶対に読むべき本棚

このページでは金持ち父さん貧乏父さんのレビューを紹介します。

金持ち父さん貧乏父さんはお金からお金を生み出す哲学を教えてくれる本です。

私は本書を読んで、お金に対する考え方が大きく変わりました。

お金を増やすためには自分が必死に働くのではなく、お金にも働いてもらうことが必要なのです。

お金を増やしたいと思っている人は、本書を手に取ってお金を働かせる方法を学んでいきましょう。

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お金からお金を生み出すための哲学書

金持ち父さん貧乏父さんは著者のロバート・キヨサキ氏の実体験をもとに書かれており、金持ち父さんと貧乏父さんは実在した人物と言われています。

本書の流れとしては、著者が金持ち父さんからお金に関する訓練を受けて、実践しながら大きな資産を築いていくというものです。

本文は対話形式を用いながら簡単な単語で書かれているので、内容が面白いうえに読みやすいです。

そもそものことの始まりはこうだった。
「パパ、お金持ちになる方法を教えてくれる?」
父は読んでいた夕刊をひざの上に下した。
「どうして金持ちになりたいのかい?」
「だって今日、ジミーのおかあさんが新しいキャデラックで迎えに来たんだ。それに、週末は海の別荘に行くんだって。ジミーは友達を三人誘っていたけれど、ぼくとマイクは誘われなかった。貧乏人のこどもだから誘わないんだって」
「そんなことを言ったのかい?」
父は信じられないという顔で聞いた。
「うん、そうだよ」
幼い私は元気のない声で答えた。

本書はわかりやすい言葉を使って、お金からお金を生み出すための考え方を解説しています。

「こうすればお金が増える」という本ではなく、「こう考えればお金を増やせる」という本です。

本書が示していることを簡単にまとめると以下のとおりです。

  • 金持ちは自分のためにお金を働かせる
  • 中流以下の人間はお金のために働く

本書では実体験をもとに上記の哲学がとてもわかりやすく解説されています。

お金がどのように働くかを勉強すれば、お金に働かせて資産を築くことができる。

お金の教育を受けなかった人は一生をかけてお金のために働くことになる。

詳しく知りたい方は金持ち父さん貧乏父さんをぜひ読んでください。

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お金と恐怖と欲望をコントロールする

本書ではお金を生み出す哲学を学ぶ前に、恐怖と欲望をコントロールする必要があると書いてあります。

金持ちであろうと貧乏であろうと、恐怖と欲望をコントロールできなければ人生はうまくいきません。

たいていの人は恐怖や欲望といった感情がいったいどこへ自分を連れて行こうとしているのかほとんど考えもせずに、ただ感情に突き動かされるまま高い給料、昇給、安定した仕事を求めて一生を過ごす。

お金がなくなっていく恐怖を感じるから仕事で稼ぐ(しかし、お金が恐怖を和らげてくれるわけはなく、新たな恐怖に襲われて仕事で稼ぐ)

お金で買える欲望を手に入れるために仕事で稼ぐ(しかし、お金で買える欲望は長続きせず、さらに欲を満たしたいと仕事で稼ぐ)

恐怖と欲望に対して考えもせずに反応だけしている人は、目の前にニンジンをぶら下げられた馬と同じです。

恐怖と欲望に対して反応するのではなく、観察して考えることが大切とのこと。

「仕事をすることがお金の恐怖をなくすための最善の方法なのか」と考えて、感情に反応するのではなく自分で自分の考えを選んでください。

仕事は長期的な問題に対する短期的な解決法に過ぎないのです。

恐怖と欲望と向き合いながら、本書を読んでお金の力を学んでいく人が富を築きます。

関連記事:【簡単に人生の質を上げる本】エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にするの要約レビュー

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金持ちは資産を手に入れる

本書の要点に「資産と負債の違いを知り、資産を買わなければならない」と書かれています。

お金持ちは資産を手に入れるが、中流以下は負債を資産だと思い込んで抱えるとのこと。

私は本書を読むまで資産と負債の違いを知りませんでしたし、資産を買うという発想は全くありませんでした。

しかし、本書を読むことで資産の大切さを実感できたのです。

  • 資産はポケットにお金を入れてくれる
  • 負債はポケットからお金をとっていく

お金持ちになりたいなら、上記の言葉を忘れてはいけません。

金持ちになりたいなら、ただ「資産を買うこと」に生涯を捧げればいい。中流以下にとどまっていたい人は負債を買えばいい。

さらに、本書ではお金持ちになるために、自分の持っているお金を管理することが大切だと書かれています。

どれくらいの貯金があるのか。
どれくらいの資産があるのか。
どれくらいの負債があるのか。
毎月の収入と支出はどれくらいか。

お金に困っている人は、お金をどのように使うかの選択に問題があるのです。

大きな負債を抱えていたり、毎月の家計が赤字だったりするなら、お金の問題は一生解決しないでしょう。

資産を買う一方で負債と支出を低く抑えることがお金持ちへの近道です。

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マイホームは資産ではなく負債

金持ち父さん貧乏父さんではマイホームが負債であると書かれています。

なぜかというと、マイホームは家計からお金を吸い取っていくからです。

  • 住宅ローン返済
  • 固定資産税
  • 保険料
  • 維持費

マイホームを買うことで入ってくるお金より、出ていくお金のほうが多くなってしまいます。

マイホームを30年ローンで買ったとしても、30年後には家の価値は0になっており、残っているのは土地の価値だけです。

数十年にわたって家にかかるお金が出ていく一方で、あなたのポケットにお金を入れてくれる資産は何も貯まりません。

また、借金をしてマイホームを買うことで、株式などの資産を買うことができないのは大きな損失です。

家にかかるお金を株式投資にまわすことで、ポケットにお金を入れてくれる資産を増やせたかもしれない。

住宅ローンの返済でお金がないという理由で、投資の勉強をする機会が失われるかもしれない。

金持ち父さん貧乏父さんでは早い時期から資産を築くことを勧めています。

結婚したばかりの若いカップルが早い時期に資産の欄にお金を注ぎ込むようにすれば、あとあとになって楽な生活を送れる。

中流家庭は早い時期からマイホームという負債を買うが、金持ちはマイホームを買うためのお金を生み出す資産を買うのである。

関連記事:サラリーマンが副業で投資をするべき理由とは?

自分がいなくてもお金を生み出すビジネス

多くの人がお金に苦労している原因は、他人のために働いていることです。

現代では学校で勉強した資格をもとに仕事を探して、安定した会社へ就職することを求めます。

ここでの問題は、①資格で稼げる範囲が限られていること、②会社のために時間を費やしていることです。

医学を学んだら医者、法律を学んだら弁護士、料理を学んだらコックというように、資格を取得した人は自分のビジネスを持つという発想が薄れてしまいます。

さらに、会社に所属しているかぎり、本業で稼いだとしても潤うのは経営者であり、あなたの努力が給料に反映されるかはわからないのです。

自分のためのお金を生み出す仕組みを作らないと、給料明細の数字を気にするだけの人生から脱却することはできません。

本書では自分のためにお金を生み出してくれるビジネスを持つことが大切だと書かれています。

ビジネスは資産を中心に展開することが大切です。

【資産の種類】
①会社
②株式
③債券
④収入を生む不動産
⑤手形、借用証書
⑥音楽・書籍などの著作権
⑦市場価値のある物品など

あなたが好きな資産からビジネスをするべきであり、嫌いな資産に手を伸ばす必要はありません。

好きな資産に投資してビジネスを築き上げながら、生み出されたお金を投資にまわして、さらにお金を増やしていくとお金持ちが近づきます。

お金持ちは最初にビジネスを築いて、ビジネスから生み出されたお金でぜいたく品を買うのです。

経済的自由を手に入れるには

中流以下の人はふつうのやり方で人生を乗り切ろうとするのです。

ふつうのやり方とは「一生懸命に働き、余ったお金を貯金して、足りない分は銀行に借りて、必要以上に税金を払う」というもの。

しかし、ふつうのやり方では経済的自由を手に入れることはできません。

あなたが経済的自由を手に入れたいなら、金持ち父さん貧乏父さんを読んで、お金を生み出す哲学を勉強する必要があります。

重要なのはお金に関する教育と知恵だ。スタートは早ければ早いほどいい。本を買ったりセミナーに出席するのもいい。実際にお金を運用してみるのもいい勉強だ。はじめは小さい金額でいい。

本書で示されている経済的自由の法則は以下のとおり。

  1. お金の勉強をする
  2. 給料を増やす勉強をする
  3. 給料を蓄えながら資産を買う
  4. 資産が生み出すお金を投資にまわす
  5. お金を生み出してくれるビジネスを築く

すべての人ができるとは限りませんが、あなたができない理由はどこにもありません。

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まとめ

私は金持ち父さん貧乏父さんを何度も読んでいます。

金持ち父さん貧乏父さんは内容が面白くて読みやすいのでおすすめです。

一生懸命に働いてお金持ちになるのではなく、頭を使ってお金持ちになりましょう。

お金を働かせる術を学べば、あなたの人生はより楽になるはずです。

本気でお金持ちになりたいなら、金持ち父さん貧乏父さんを購入して、部屋でゆっくり読むことから始めてください。

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