このページでは月間走行距離300kmを達成したときの感想を紹介します。
「月間走行距離300km」は果てしない数字に聞こえます。
月300kmを走ろうと思ったら、単純計算で1日10kmは走らないといけないわけで、誰でも簡単に達成できる距離ではありません。
しかし、私はフルマラソン未経験ながら月間走行距離300kmを達成しました。
「マラソンでサブ4達成」という目標に向かってコツコツと練習していると、いつの間にか月間走行距離300kmに達していたのです。
フルマラソンの練習を本格的に開始して2か月目にして、月間300kmを達成できたので自分でも驚きました。
ランニングは月間走行距離が全てではありませんが、数字に表れることで達成感と誇りを掴み取ることができます。
関連記事:ランニングの怪我の種類と予防方法をわかりやすく紹介
ランニング初心者が月間走行距離300kmを達成
私は10月にマラソンの練習を開始して、11月には月間走行距離300kmを達成しました。
上記はRunkeeperというアプリの画面であり、正真正銘の月間走行距離300kmです。
これまで長距離ランニングをしたことはなく、暇なときに5kmランニングをする程度でした。
私が参考にしているトレーニングブックの練習メニューを実践していたら、知らないうちに月間走行距離300kmを達成していたのです。
月間走行距離300kmは誰でも達成できることではないので、むちゃくちゃ嬉しかったですし、フルマラソンを走ることの自信になりました。
月間走行距離300kmを達成したことで、意志の強さを証明できた感覚があります。
関連記事:月間走行距離200kmがサブ4の練習に適している理由
月間走行距離300kmのランニングスケジュール
月間走行距離300kmを達成したときのランニングスケジュールは以下のとおり。
11月は合計22回のランニングをこなしました。
月間300kmを走ったからといって毎日ランニングしているわけではありません。
ポイントごとに長距離を走りながら、合間にジョギングを組み込んで、月間走行距離300kmを達成しました。
月間走行距離300kmの練習メニューは主に4つです。
- ジョギング
- ミドル走
- ロング走
- LSD
上記の練習のなかで距離を走るのはロング走とLSDです。
ランニングスケジュールを見るとわかりますが、走行距離20km超のランニング(ロング走とLSD)を8回もこなしています。
8回の練習だけで走行距離160kmを超えるため、月間走行距離300kmに到達してもおかしくはありません。
正直言うと、ロング走とLSDはきついです。
20kmを走ったあとの疲労感は半端じゃありません。
ロング走とLSDの翌日には必ず休養を入れていますが、そうしないと仕事・私生活に影響が出るのでやっていけません。
11月の練習を振り返って、自分でもよくやったと思います。
関連記事:月間走行距離100kmを達成したプロセスと大変だったこと
月間300km走ろうと思ったら時間が必要となる
月間走行距離300kmを達成しようと思ったら、時速10kmで走り続けても30時間は必要です。
私の場合は月間319kmを走るのに、33時間42分26秒の時間を必要としました。
準備、アイシング、シャワーなどの時間を入れると、合計45時間くらいはかかっていると思います。
つまり、私は毎日1時間30分をランニングのために費やしていたのです。
プライベートの時間を削って、なんとか時間をつくって、フルマラソンのために走りました。
仕事や私生活が忙しい人は、現在の一日から1時間30分を確保することは難しいでしょう。
- 少しでも時間が空いたら身体を休めたい
- 育児に忙しくて走っている時間はない
- しんどい思いをするより楽で楽しいことをしたい
いろいろな誘惑・障害によって、ほとんどの人が月間走行距離300kmを走るだけの時間を確保できないはず。
また、走行ペースによっては月間走行距離300kmを達成するために45時間以上を必要とします。
例えば、時速10kmでランニングできる人の場合、毎日1時間走ることができれば月間走行距離300kmを達成できます。
しかし、時速10kmのペースで走れない人もいます。
時間に対するペースを落とすと、必然的に走行距離は少なくなるので、月間走行距離300kmにはもっと時間がかかることになります。
時速5kmのペースが限界の人は、毎日2時間走らないと月間走行距離300kmを達成できないのです。
一日のスケジュールから2時間も削られると死活問題です。
自分のプライベートをランニングに捧げる覚悟がないと、月間走行距離300kmは難しいと思います。
月300kmを無理に走ると怪我を引き起こす
月間走行距離300kmはとてつもない距離であり、東京から名古屋あたりまで走れる計算です。
東京から名古屋を走ると考えれば、身体の負担は相当なものだと思います。
私の場合、ロング走やLSDで20km超のランニングをした後、膝の痛みや筋肉痛が強く出ました。
身体は正直なもので長距離のランニングは疲労が溜まります。
身体が仕上がるまでは膝の痛みや筋肉痛は仕方ないです。
幸いなことに私の膝痛は長引くことなく、練習の遅れはそれほどありませんでした。
LSDの後に膝が痛くなっても、翌日に休養日を入れて、翌々日に軽いジョギングをすれば痛みは消失しました。
しかし、初心者の走り始めは怪我に注意です。
マラソンの脚ができていないときに、月間走行距離を意識して無理に走ると、致命的な怪我をしてしまうかもしれません。
初心者ほど無理をして怪我してしまうものです。
- 膝が痛いけど無理をして走る
- 自分の限界を超えた長距離を走る
- 吐きそうなほど苦しいペースで走る
月間走行距離300kmを達成するための無理なランニングは怪我のもとです。
「月間走行距離300kmを達成するためには走らないといけないけど、身体は重たいし膝も痛むからどうしよう」という場合には迷わず休んでください。
ランナーにとって怪我は最悪の出来事です。
月間走行距離300kmとサブ4は関係がない
「サブ4を達成するためには月300kmを走らないといけない」と思っている人はいるでしょう。
正確に言うと、マラソンのタイムは月間走行距離で決まるものではありません。
統計的にみると、市民ランナーの月間走行距離とマラソンタイムは有意に正比例します。
しかし、多くの市民ランナーはとにかく走って、とにかく月間走行距離をこなして、力づくにマラソンタイムを上げているとも言えるのです。
「効率の良い練習がわからないから、市民ランナーはとにかく走って鍛えている」という可能性はあります。
実際に月間走行距離200kmくらいでサブ4やサブ3を達成する人はいるのです。
つまり、効率良く、効果的なトレーニングをすることによって、より少ない走行距離で良いタイムを出すことはできます。
才能のおかげかもしれませんし、効率の良いトレーニングのおかげかもしれません。
ひとつ言えるのは、マラソンのタイムは月間走行距離だけで決まるものではないということ。
「月間300km走ることができればサブ4は絶対に達成できる」と思っているランナーがいれば注意してください。
月間走行距離300kmとサブ4は関係ありません。
まとめ
月間走行距離300kmの達成には自制心が必要なので、誰でも実現できるものではありません。
私は月間走行距離300kmを達成したことで、自分に自信を持つことができました。
「やればできる」という自信は、仕事やプライベートにも良い影響を与えます。
しかし、喜びや自信と同時に月間走行距離300kmの弊害も感じました。
- ランニングにプライベートの時間が奪われた
- もしかしたら怪我をしたかもしれない
- 月間300km走ったからといってサブ4達成できると過信してはいけない
月間走行距離を重視しすぎて怪我をしてしまったら元も子もないですし、ランニングが強制的になって楽しみが奪われるのも良くありません。
自分に合ったランニングライフを一番に考えてください。
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