このページでは周りからどう思われているか気になるときの対処法を紹介します。
周りからどう思われているのか気になって、生きづらさを感じている人は多いと思います。
- 数人の友達がコソコソと話している
- 同じ職場の人が最近冷たい
- 挨拶をしても返事がない
- あの人は目を合わせしてくれない
人の目は気になるもので、学校や職場の人間関係が苦しくなる原因のひとつです。
周りからどう思われているか気にすることは社会で生きていくうえで大切なことですが、気にしすぎたり苦しくなったりしてはいけません。
周りの目が気になる3つの理由
周りの目が気になるのはおかしいことではなく、誰でも人の目を気にして生きています。
人の目が気になる理由は以下の3つです。
- 人に嫌われたくない
- 人に良く思われたい
- 自分に自信がもてない
誰でも嫌われたくないし、誰でも良く思われたいので、ほとんどの人は周りの目を多少なりとも気にして生きているはずです。
相手に嫌われたくないから、人の目を気にしたり、不安になったり、相手の様子をうかがったりします。
相手に好かれたいから、見栄をはってしまったり、ウソをついてしまったり、無理をしてしまったりします。
自分に自信がないから、自分の価値観が不安だったり、自分の考えを出せなかったり、相手に気を遣いすぎたりします。
生きていくうえで誰とも接触しないのは不可能です。
すべての人が誰かしらと人間関係をもつでしょう。
しかし、過度に周りからどう思われているか気にすることは危険なのです。
人の目が気になったとしても、解決できないこともあるでしょうし、意識しすぎるのはストレスになります。
周りからどう思われているかは相手に聞いてみないとわかりませんし、自分でどれほど考えて悩んでも答えが出ないこともあるでしょう。
そして、結局は相手の問題だったりするので、「周りの目」や「人の目」を気にしすぎる人はつらいのです。
以下より、周りからどう思われているか気になって苦しいときの対処法を紹介していくのでぜひご覧ください。
周りが気になっても「人は人」だと思うようにする
毎日毎日、多くの人が周りの目を気にしています。
- あの人の考え方や意見が気に入らない
- 職場の人が不愛想だし優しくない
- 友達が話を聞いてくれないし無視をする
学校や職場などで他人が気になって、不安な気持ちになることはたくさんあるでしょう。
周りが気になるときは「人は人」と思うようにしましょう。
「人は人」という考え方は、相手のためというよりも、自分の心のためになるのです。
他人に左右される生き方では幸せになれないと思います。
幸せな人生のためには、たくさんの人と出会い、いろいろな関係をもち、さまざまな経験をする中で、自分らしい生き方を求めていく必要があるのです。
そのためには「人は人」という考え方がとても大切になります。
「人は人」と思えるようになるために、ますは人を受け入れることから始めましょう。
- 相手の悪いところは「そういうところのある人がいる」という現実を受け入れる
- 相手の良いところを見つけ出して好感をもって受け入れる
上記2つを意識して相手を受け入れることができるようになると、人の目を気にして悩むことが減るはずです。
「人は人」と思えるようになることはすぐには難しいかもしれません。
少しずつ考え方を変えていきましょう。
- この人にはこういう考えがあるんだな
- この人のこういうところが好きだな
- この人はこういうことをする人なんだな
相手の悪いところと良いところを受け入れて、悪い部分に影響されすぎず、良い部分を参考にしていくと人生が豊かになるはず。
人を受け入れる能力が向上すれば、それだけ人間として成長できるのです。
どう思われていても「自分は自分」と考えるようにする
人の目や行動が気になって仕事が手につかない人はいるでしょう。
- あの人は何を話しているんだろう
- あの友達は頭が良くてうらやましいな
- 優秀な同期と比べると自分が情けない
- 私もあの人のように幸せになりたい
知らず知らずのうちに、周りを気にしすぎて、自分を見失っている人は多いです。
人の目を気にしすぎて、ビクビクして過ごしたり、見栄をはってしまったり、自分を偽ったりして生きるのは苦しいと思います。
他人からどう思われていても「自分は自分」と考えるようにしましょう。
「自分は自分」と考えることができれば、その中で生活を楽しむ工夫ができるし、今の生活を少しずつ変えていくことができるはずです。
「自分は自分」と考えるためには、自分の心を切り替えることから始めましょう。
- 自分を悪く考えてしまう心のクセを直す
- 人と自分を比較してしまう心のクセを直す
自分の心を切り替えることができるようになると、生きづらさを克服できるはずです。
「自分はダメだ」「自分は何をやっても上手くできない」などと、自分の欠点や弱い部分を考えてもつらいだけでしょう。
そんなときは「自分は××だけど、○○な良いところもある」のように、自分の弱い部分を受け入れつつ、良いところも考えるといいです。
「あの人は仕事ができてうらやましい」「幸せな友達を見ていると自分がみじめになる」などと、人と自分を比較して、悲しくなったり、嫉妬してしまったりしても苦しいだけでしょう。
そんなときは「人のことを考えて落ち込むよりも自分の幸せのために頑張ろう」と自分の人生に目を向けるといいです。
自分の欠点・弱みを気にしたり、人と自分を比較したりしてもキリがありません。
「自分は自分」と割り切ったほうが、幸せな人生を送れるはず。
自分らしさを大切にする
周りからどう思われているか気になる人は、自分らしさを忘れている可能性があります。
・自分の価値観をもっている(考え、幸せ、大切なもの、好きなもの)
・自分のやりたいことをもっている(夢、目標、夢中になれること)
・自分が信じられるものをもっている(信念、経験、モットー)
・自分の能力や性格に自信をもっている(仕事、特技、忍耐力、自制心)
自分らしさは人生の支えとして本当に大切です。
上記のような自分らしさをすべて持っている必要はありませんし、1つでも2つでも自分がもっていれば十分です。
考えてみると、すべての人が何かしらの自分らしさをもっているはず。
すべての人が生まれた環境や育った環境が異なるうえに、さまざまな経験をして成長していくのですから自分らしさは十人十色。
そして、周りの目が気になる人は自分らしさを忘れているだけでしょう。
周りからどう思われているか気になっている人は、ゆっくりとお風呂に浸かりながら自分を見つめ直して、自分らしさを少しずつ思い出していくと良いと思います。
自分らしさが思い浮かばない人は、これから見つけていけばいいのです。
自分の価値観、やりたいこと、大切なことをひとつずつ増やしていけたらいいでしょう。
自分らしさがはっきりとしてくれば、周りからどう思われているかは気にならないはず。
少しずつ自分を出していく
人の目が気になって自分を出せないと悩んでいる人はいるでしょう。
- 思ったことが言えない
- 人の意見に逆らえない
- 緊張してぎこちない言動になる
- 自分らしい振る舞いができない
友達・同僚・上司・先生・近所の人との付き合いのなかで、人の目が気になって自分を出せないと生きづらいと思います。
ただ、すべての人が自分を出して生きているわけではありません。
むしろ、ほとんどの人が自分を押し殺して生きています。
自分を出せないことは悪いことではなく、当たり前のことであるとも言えるでしょう。
しかし、自分を出せないストレスや不満が限界に達したとき、あなたの人生が崩れてしまうかもしれません。
人の目を気にして自分を見失わないためにも、少しずつ自分を出していく必要があります。
急に思ったことをなんでも言うのは不自然なので、自分を出せそうなときに少しずつ表現してみましょう。
一度だけ自分を出して、それで様子をみて、また次にちょっと出してみる。
自分を小出しにしていき、ひとつずつ自分を出すことを実践していけばいいのです。
もしかしたら、自分を出すことによって、トラブルになったり、反感を買ったり、関係が悪くなったりするかもしれません。
それは自分の悪いところを悪いタイミングで出していることが原因です。
「目立ちたい」「人に勝ちたい」「優越感を得たい」というような自分の出し方はすると人は離れていきます。
だから、自分の良いところを自然に出すように心がけましょう。
思ったことをなんでも言うのが自分を出すことではなく、思いやりや優しさをもつことが大切なのです。
「自分の良いところを自然に出す」というのが人間関係を良くする秘訣だと思います。
自分の生き方はこれでいいと考える
あなたの人生はあなたのものなので、人の目を気にして、周りの目を気にして、過度に悩み苦しむ必要はありません。
あなたがつくった人生は「それなりにいい」はずです。
こういう生き方がしたいと思ってもすぐには実現できません。
まして、理想や夢を追い求めてもキリがないです。
現実的に無理なことを自分に要求しても自分を苦しめるだけ。
だから、自分の生き方はこれでいいと考えることが大切なのです。
自分の生き方を割り切るのは時間がかかるかもしれません。
しかし、自分の生き方はこれでいいと思えるようになると、いろいろなことに挑戦できるようになったりします。
なぜなら、自分の生き方を肯定して、自信を身につけているから。
「今の生き方も良いけど、もっと素晴らしい生き方を目指してもいいかも」と考えられると人生が楽しくなるでしょう。
関連記事:人付き合いの苦手を克服する方法
まとめ
社会で生きていくうえで、人の目を気にすることは大切です。
人間関係を円滑に進めるためには、相手の気持ちを考える力が必要になります。
「相手の気持ちになって発言する」「空気を読む」といったことが全くできないと、人は離れていくでしょう。
周りからどう思われているか気にすることは自然のこと。
しかし、周りからどう思われているか気にしすぎてはいけません。
周りの目が気になって仕事が苦しい。
人の目が気になって学校がつらい。
気にしすぎが限界に達したとき、あなたの生活が壊れてしまうかもしれない。
でも、安心してください。
「人の目」というのは、あくまで自分の考えなので、自分の心で対処できるものです。
- 「人は人」だと思うようにする
- 「自分は自分」と考えるようにする
- 自分らしさを大切にする
- 少しずつ自分を出していく
- 自分の生き方はこれでいいと考える
上記5つの考え方ができるように少しずつ努力していけば、周りの目を気にして悩むことはなくなるでしょう。
周りの目が気になるのはある程度は仕方がありません。
だから、「気になるけど苦しくはない」ようになれたらいいのです。
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