このページでは積立投資のメリット・デメリットを解説します。
日本人に積立投資は向いていると思いますが、積立投資にはメリット・デメリットがあるので注意してください。
期待外れで終わらないように積立投資のメリット・デメリットはしっかりと把握しておくべきです。
積立NISAが注目されていますが、何もわからない状態で積立投資を始めてはいけません。
メリット・デメリットを受け入れてこそ、安心安全の資産運用ができるのです。
積立投資のメリット4つを解説
私は積立投資のメリットに惹かれて、働きながらも投資をしています。
積立投資のメリットは以下のとおりです。
- 投資信託の積立なら少額から始められる
- 投資のストレスを軽減できる
- ほったらかしで投資ができる
- コツコツとお金が増えるのが楽しい
積立投資のメリットを活かせば、生活の質と資産運用のバランスをとりながら、人生を有意義にできるでしょう。
投資信託の積立なら少額から始められる
投資信託の積立投資なら少額から始められるので、まとまったお金がなくても資産運用ができます。
今の時代なら投資信託の積立が100円から可能です。
これから投資を始めようと思っている人にとって、少額から投資できることは大きなメリットです。
お金がないという理由で積立投資を拒否するのは通用しません。
日本は他の先進国と比べて投資割合が少ないのですが、100円から投資ができるのにもったいないと思います。
私は毎月の給料から一定金額を積立投資にまわしています。
投資信託の積立は少額から始められるし、投資金額を変更するのも簡単なので、投資初心者の導入としておすすめです。
投資のストレスを軽減できる
積立投資の基本は、毎月ごとに一定金額の投資をすることなので、投資タイミングで迷ったり、投資のわずらわしさを感じたりすることがありません。
積立投資は黙々と投資を続けるだけなので何も悩む必要がないのです。
積立投資には投資家の精神的ストレスを軽減するというメリットがあります。
- 毎日の株価が気になってしまう
- 仕事しながらの投資活動はしんどい
- 株価をチェックするのが怖い
投資のストレスで何も手がつかなくなり、本業に支障をきたしては元も子もありません。
投資に過度なストレスを感じてしまう人は、積立投資の基本に従って「毎月○日に○円だけ投資する」と決めたほうがいいでしょう。
私は働きながら投資をしていますが、積立投資のおかげで仕事と投資を両立できています。
ほったらかしで投資ができる
ネット証券の投信積立サービスを利用すれば、自動的に投資してくれるので、積立投資は本当に手間がいらないのです。
何もしなくていいというのは素晴らしいメリットだと思います。
投資を続けられない理由のひとつが「面倒くさい」だと思います。
面倒くさいことが嫌いな私はできるだけ楽に続けられる投資信託の積立投資を選びました。
「株式銘柄を選ぶのが楽しい」「株価を予想するのが面白い」という人は個別株式の取引をすればいいでしょう。
「スリル感がほしい」「すぐに大儲けしたい」という人はFX取引でもすればいいでしょう。
面倒くさいことが嫌いな人は投資信託の積立投資を選ぶべきです。
ほったらかし投資で浮いた時間は、あなたの人生を有意義にするために使いましょう。
コツコツとお金を増やしていくのが楽しい
積立投資は退屈であると言われますが、楽しみが全くないわけではなく、積立投資ならではの楽しみがあります。
私は積立投資によってコツコツとお金が増えるのが楽しいのです。
積立投資でコツコツとお金を増やしていく過程は、RPGゲームを進めていく過程と似ている気がします。
私はRPGゲームで経験値をためていくのが大好きです。
RPGゲームをした経験のある人はわかると思いますが、私は意味もなく主人公のレベルをMAXまで上げていました。
なぜそんなことをするのか?
経験値をためることが楽しいからです。
私はコツコツと成果が積み上がっていくことが好きなのでしょう。
RPGの経験値をためて少しずつ強くなっていく感覚は、積立投資で少しずつお金が増えていく感覚と同じなのです。
RPGゲームが好きな私は同じような感覚で積立投資を楽しめます。
積立投資のデメリット4つを解説
積立NISAの登場によって積立投資を始めた人は多いと思いますが、デメリットが存在するので気をつけてください。
積立投資のデメリットは以下のとおりです。
- 絶対にお金が増えるわけではない
- 少しずつしかお金が増えない
- 退屈でつまらない
- 積立の分だけ手数料がかかる
正直いうと、積立投資のデメリットは大した問題ではありません。
ただ、知らないよりか知っておいたほうがいいでしょう。
積立投資で絶対にお金が増えるわけではない
積立NISAなら100%の確率でお金が増えると思っている人がいますが、積立投資で絶対にお金が増えるわけではありません。
絶対にお金が増えるなら、世界中の投資家が積立NISAに飛びつくはずです。
積立NISAでは20年間にわたってコツコツと投資していきますが、21年後に株価の大暴落を訪れたらお金は減ってしまいます。
アベノミクスでコツコツと上げた株価が、コロナウイルスに吹き飛ばされたのと同じで、積立投資をしたからといって株価暴落を回避できるわけではないのです。
初心者は積立投資に損失リスクがあることを理解しておきましょう。
「絶対にお金が増えるわけではない」という事実は、積立投資のデメリットというより、資産運用全般に当てはまるデメリットです。
お金が少しずつしか増えない
積立投資はお金が少しずつしか増えていかないので、大儲けしたい投資家にとって最悪のデメリットとなり得るでしょう。
積立投資におすすめされる商品はインデックスファンドです。
インデックスファンドは素晴らしい商品ですが平均的なリターンしか得られません。
そのため、インデックスファンドを利用した積立投資で、1年後に資産を倍増させることは難しいです。
平均的なリターンがどれくらいかは断言できませんが、インデックスファンドの利回りは4~10%程度だと思います。
利回り10%もあれば十分ですが、それでもお金を増やすには多少の時間が必要です。
積立投資ではお金が少しずつしか増えないので、地道にコツコツとやるしかないということです。
退屈でつまらない
積立投資のメリットに「ほったらかしで投資ができる」を挙げましたが、言いかえれば「退屈でつまらない」というデメリットに変わります。
投資信託の積立は資産配分と投資商品を決めてしまえば、あとは自動的に買い付けるだけなのでスリル感やワクワク感は乏しいです。
積立投資が落ち着いてくると、何もやることがないので退屈だと思います。
積立投資の退屈でつまらないというデメリットは致命的かもしれません。
積立の分だけ買付手数料がかかる
積立投資に買付手数料が必要な場合、積立回数が増えるにしたがって、買付手数料も増えるので注意してください。
買付手数料の増加は大きなデメリットであり、投資成績を目減りさせるので対策が必要です。
例えば、投資商品Aの買付手数料が100円だとします。
投資商品Aを毎週月曜日に積立投資したら、買付手数料は月400円です。
投資商品Aを毎日に積立投資したら、買付手数料は月2300円です。
当たり前ですが、買付手数料がかかる場合、買付回数の増加によって手数料は増加し、投資家の負担も大きくなります。
簡単な対策としては、買付手数料のかからない投資商品を積み立てましょう。
私は買付手数料が無料のインデックスファンドを毎日積み立てています。
まとめ
個人的には積立投資のメリットは素晴らしくて、デメリットは大した問題ではないと思っています。
さらに言うと、私には投資の才能がないので、積立投資でコツコツと資産を運用していくしかないのです。
投資の才能がある人は一攫千金を狙ってチャレンジすればいいでしょう。
私もできることなら早くお金持ちになりたいです。
だけど、お金持ちになる才能がないから、インデックスファンドの積立投資をしているのです。
私は積立投資のメリット・デメリットを受け入れて、仕事をしながらコツコツと資産運用していきます。
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