このページでは【令和最新版】高卒の初任給の平均金額を紹介します。
高卒の初任給について以下の情報をまとめています。
- 初任給の平均金額
- 初任給の手取り
- 男女別の初任給
- 企業別の初任給
- 都道府県別の初任給
高校を卒業してから働いて、初任給でガッカリしないために、大まかな相場を知っておくべきです。
※「令和元年 賃金構造基本統計調査(初任給)」より引用。
※金額は新規学卒者の6月分所定内給与金額(きまって支給する現金給与額のうち、時間外勤務手当、深夜勤務手当、休日勤務手当など超過労働給与額を差し引いた金額)
※調査した企業の規模は10人以上。
高卒の初任給の平均は16万7400円
高卒の平均初任給は16万7400円です。
残業代や通勤手当は含まれていないので実際はもう少し貰えます。
あくまで平均なので参考程度にしてください。
高卒の平均初任給の推移は以下のとおりです。
- 平成30年:16万5100円
- 平成29年:16万2100円
- 平成28年:16万1300円
- 平成27年:16万900円
- 平成26年:15万8800円
高卒の平均初任給の推移をみると金額は増加傾向にあります。
サラリーマンとして賃金が上がるのは嬉しいことです。
【男女別】高卒の初任給
高卒の平均初任給の男女別金額は以下のとおり。
男性 | 16万8900円 |
女性 | 16万4600円 |
高卒の初任給を男女で比べたとき、男性のほうが金額は多いです。
高卒にかぎらず、短大卒・大学卒・大学院卒でも男性のほうが初任給は多くなっています。
男女別の初任給の推移は以下のとおりです。
男性 | 女性 | |
平成30年 | 16万6600円 | 16万2300円 |
平成29年 | 16万4200円 | 15万8400円 |
平成28年 | 16万3500円 | 15万7200円 |
平成27年 | 16万3400円 | 15万6200円 |
平成26年 | 16万1300円 | 15万4200円 |
男女の初任給の推移をみても平均金額は上がっています。
初任給の上げ幅は少ないですがモチベーションにはなるでしょう。
平成26~29年まで女性の初任給は15万円台でしたが、平成30年では16万円台になっています。
女性の社会進出とともに給料相場はどんどん上がっていくと思います。
高卒の初任給の手取りは約13万円
およそですが、手取り給料は額面の約80%と言われています。
高卒(全体)の初任給16万7400円から計算すると
167400×0.8=133920
高卒初任給の手取り:約13万3920円
さらに、手取り初任給から年収を計算すると
133920×12=1607040
高卒の手取り年収:約160万7040円
新人にボーナスはそれほど出ないので、高卒1年目の手取り年収は約160万円と思いましょう。
しかし、手当を含めると金額は割増されますし、統計上の数字なので参考程度にご覧ください。
手取り13万円はあまりに少なすぎるので、実際の高卒給料と大きく離れている可能性はあります。
手取り初任給、手取り年収を男女別で計算すると以下のとおり。
男性 | 女性 | |
手取り初任給 | 13万5120円 | 13万1680円 |
手取り年収 | 162万1440円 | 158万160円 |
男性、女性ともに手取り初任給は13万円を上回っていますが、金額だけを言うともう少し欲しいところです。
ただ、あくまで初任給なので昇給とともに給料は上がっていくはずです。
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高卒の初任給ランキング!建設業の給料がトップ
産業別の高卒初任給を紹介します。
初任給が最も高い企業を赤色、最も低い企業を青色で示します。
鉱業・採石 | 16万9700円 |
建設 | 17万6100円 |
製造 | 16万6300円 |
電気・ガス・水道 | 16万2400円 |
情報通信 | 17万1000円 |
運輸・郵便 | 16万6800円 |
卸売・小売 | 16万8400円 |
金融・保険 | 15万8500円 |
不動産 | 16万6800円 |
専門・技術サービス | 16万7400円 |
宿泊・飲食サービス | 16万7800円 |
生活関連・娯楽 | 17万1300円 |
教育・学習支援 | 16万8100円 |
医療・福祉 | 16万5400円 |
サービス(その他) | 16万7200円 |
高卒の初任給は建設業が最も高く、金融・保険業が最も低くなっています。
建設業の初任給は前年比2.2%増加して、金融・保険業も前年比6.4%増加しているので、給料は増加傾向にあります。
ちなみに、初任給の増加率が最も高いのは金融・保険(6.4%)、最も低いのは不動産(-1.5%)です。
初任給で後悔しないためには、企業をしっかりと選ぶことが大切です。
そして、高卒の初任給ランキングは以下のとおり。
1位 | 建設 | 17万6100円 |
2位 | 生活関連・娯楽 | 17万1300円 |
3位 | 情報通信 | 17万1000円 |
4位 | 鉱業・採石 | 16万9700円 |
5位 | 卸売・小売 | 16万8400円 |
6位 | 教育・学習支援 | 16万8100円 |
7位 | 宿泊・飲食サービス | 16万7800円 |
8位 | 専門・技術サービス | 16万7400円 |
9位 | サービス(その他) | 16万7200円 |
10位 | 運輸・郵便 | 16万6800円 |
10位 | 不動産 | 16万6800円 |
12位 | 製造 | 16万6300円 |
13位 | 医療・福祉 | 16万5400円 |
14位 | 電気・ガス・水道 | 16万2400円 |
15位 | 金融・保険 | 15万8500円 |
トップの建設業とワーストの金融・保険業で2万円ほどの差があります。
金融・保険業界の給料の安さには驚きましたし、医療・福祉業界は予想通りの低賃金です。
高卒の初任給を都道府県別に紹介
都道府県別の高卒初任給を紹介します。
初任給が最も高い都道府県を赤色、最も低い都道府県を青色で示します。
全国平均 | 16万7400円 |
北海道 | 15万8400円 |
青森 | 15万500円 |
岩手 | 15万1400円 |
宮城 | 16万4100円 |
秋田 | 14万9900円 |
山形 | 15万6500円 |
福島 | 16万2500円 |
茨城 | 16万9400円 |
栃木 | 16万4200円 |
群馬 | 16万7500円 |
埼玉 | 17万3100円 |
千葉 | 17万4200円 |
東京 | 17万8100円 |
神奈川 | 17万5600円 |
新潟 | 16万3300円 |
富山 | 16万7500円 |
石川 | 16万5800円 |
福井 | 16万5800円 |
山梨 | 16万8900円 |
長野 | 16万5400円 |
岐阜 | 16万6400円 |
静岡 | 16万8600円 |
愛知 | 17万800円 |
三重 | 17万500円 |
滋賀 | 17万4500円 |
京都 | 16万9700円 |
大阪 | 17万6100円 |
兵庫 | 17万800円 |
奈良 | 16万9900円 |
和歌山 | 16万700円 |
島根 | 16万3100円 |
鳥取 | 15万6900円 |
岡山 | 16万5400円 |
広島 | 16万9400円 |
山口 | 16万5100円 |
徳島 | 15万7700円 |
香川 | 16万4800円 |
愛媛 | 16万2000円 |
高知 | 15万6300円 |
福岡 | 16万3000円 |
佐賀 | 15万7600円 |
長崎 | 15万4800円 |
熊本 | 15万8400円 |
大分 | 16万5200円 |
宮崎 | 15万5200円 |
鹿児島 | 15万6700円 |
沖縄 | 14万5200円 |
都道府県別の高卒初任給をみると地域によって多少の金額差があります。
初任給は関東・近畿は高く、九州・東北は安いので、仕事を選ぶときは地域格差を考慮しましょう。
都道府県別の高卒初任給のトップ3とワースト3は以下のとおり。
【トップ3】
1位 | 東京 | 17万8100円 |
2位 | 大阪 | 17万6100円 |
3位 | 神奈川 | 17万5600円 |
【ワースト3】
1位 | 沖縄 | 14万5200円 |
2位 | 秋田 | 14万9900円 |
3位 | 青森 | 15万500円 |
東京と沖縄では高卒初任給に3万円以上の差があります。
初任給に2~3万円の金額差があるということは、年収では24~36万円の差があるということです。
また、学歴別に初任給をまとめているので気になる方はぜひご覧ください。
まとめ
統計をみると全体的に初任給は上がっている傾向にあります。
それでも「高卒の初任給は安い」と感じる人はいるでしょう。
しかし、学歴によって給料が変化するのは仕方がありません。
学歴は能力を分類する1つの指標なので、高卒と大学卒で給料に差が出るのは避けられないのです。
ただ、学歴がすべてではありません。
大学院卒・大学卒でも仕事ができない人はたくさんいますし、高卒でも月30万円以上稼いでいる人はたくさんいます。
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