このページではヒルドイドの入手方法と代わりの市販薬を紹介します。
ヒルドイドは有名な保湿剤ですが、ネット通販やドラッグストアで買うことはできません。
正直いうと、ヒルドイドを手に入れるには手間がかかります。
しかし、ヒルドイドの代わりとなる市販薬は売っています。
ヒルドイドと同じ成分(ヘパリン類似物質)を含んでいる市販薬でも保湿効果は十分です。
私はヒルドイドからピアソンHPに乗り換えました。
ヒルドイドとは
ヒルドイドは有名な保湿剤です。
ヒルドイドにはヘパリン類似物質という成分が含まれており、肌の血行促進作用、肌に水分を閉じ込める作用があります。
ヒルドイドの成分
ヒルドイドの成分をヒルドイドクリームを例にして紹介します。
【基本成分】
・ヘパリン類似物質(1g中3mg)
【添加物】
・グリセリン
・ステアリン酸
・水酸化カリウム
・白色ワセリン
・ラノリンアルコール
・セトステアリルアルコール
・セトステアリル硫酸ナトリウム混合物
・ミリスチルアルコール
・パラオキシ安息香酸メチル
・パラオキシ安息香酸プロピル
・イソプロパノール
ヒルドイドにはヘパリン類似物質以外にも添加物が含まれています。
ヘパリン類似物質を適切に活用するためには、油剤、界面活性剤、防腐剤などの添加物がある程度は必要です。
皮膚を覆って保湿するための油剤、皮膚に成分を浸透させるための界面活性剤、保存期間をのばすための防腐剤があってこそ適切に作用するのです。
ヒルドイドの種類
ヒルドイドは3種類あります。
- ヒルドイドクリーム
- ヒルドイドソフト軟膏
- ヒルドイドローション
以前まで私がよく使っていたのはクリームとローションです。
3種類とも1g中に3mgのヘパリン類似物質が含まれています。
ヒルドイドの保湿のしくみ
ヒルドイドの有効成分であるヘパリン類似物質は水分子を引き寄せて保持することで、皮膚に水分を取り込みます。
ヘパリン類似物質で水分を取り込むと同時に、基剤(軟膏剤、クリーム剤、ローション剤)によって皮膚を覆い、水分が皮膚外に逃げないようにします。
ヘパリン類似物質が皮膚に水分を取り込む
↓
基材(軟膏・クリーム)で乾燥を防ぐ
↓
天然保湿因子の増加
↓
角質細胞の修復
↓
皮膚バリア機能の回復
ヘパリン類似物質によって皮膚の水分を引き寄せ保湿してから、クリームやローションなどで皮膚を覆うことで高い保湿効果を生み出しています。
そして、ヒルドイドで繰り返し保湿することによって天然保湿因子が増加し角質細胞が修復されます。
その結果、皮膚のバリア機能が回復し、正常で健康な肌へとなっていきます。
ヒルドイドの入手方法
ヒルドイドはネット通販やドラッグストアで入手できません。
ヒルドイドの入手方法は以下のとおり。
- 皮膚科を受診する
- 海外から輸入する
ヒルドイドは医薬品なので簡単には入手できません。
皮膚科を受診する
ヒルドイドの入手方法は皮膚科を受診することです。
ヒルドイドは医薬品なので入手には医師の処方箋が必要であり、ネット通販やドラッグストアでは手に入りません。
- 皮膚科を予約
- 皮膚科を受診
- 医師の診察
- 処方箋の受け取り
- 薬局でヒルドイドを受け取る
ヒルドイドを正規ルートで入手しようと思ったら手間がかかります。
海外から輸入する
ヒルドイドの入手方法は海外から輸入することです。
個人輸入を代行してくれるサイトでは、海外版のヒルドイドを購入できます。
ネットで調べてみると、個人輸入を代行してくれるサイトはいくつかあり、アメリカ、香港、シンガポールなどの外国からヒルドイドを購入できます。
ただ、海外版のヒルドイドなので、名称は少し異なりますし、日本の医薬品とは微妙に違う印象を受けます。
さらに、海外から輸入する場合、保険が使えないので結構な金額になります。
海外版のヒルドイドは1本が2000円くらいです。
個人的には海外版のヒルドイドを買うくらいなら、代わりの市販薬を買ったほうがいいと思います。
ヒルドイドの代わりに使えるおすすめ市販薬
ネット通販やドラッグストアで売っているヒルドイドの市販薬を紹介します。
私がヒルドイドの代わりに使っている保湿剤は「ピアソンHPクリーム」です。
個人的におすすめだと思います。
ピアソンHPクリームとは
ピアソンHPクリームは新新薬品工業株式会社の商品です。
ヘパリン類似物質を1g中3mg配合しており、成分はヒルドイドクリームとほぼ同じです(添加物は異なります)
市販されているのでAmazonや楽天から購入することができます。
市販薬ということがピアソンHPクリームの強みでありヒルドイドにはないメリットです。
ヒルドイドとピアソンHPの違い
ヒルドイドとピアソンHPの違いは以下のとおり。
ヒルドイド | ピアソンHP |
・医薬品 ・保険適用だから安価 ・皮膚科受診が必要で入手に手間がかかる | ・医薬部外品 ・ヒルドイドより高価 ・ネット通販やドラッグストアで手に入る |
ヒルドイドとピアソンHPクリームはヘパリン類似物質の分量は同じなので保湿効果は変わりません。
しかし、ヒルドイドとピアソンHPクリームでは添加物が異なります。
詳しくはヒルドイドとピアソンHPの成分を比較した記事をご覧ください(記事の中盤で成分比較を示しています)
私は以前までヒルドイドを使っていましたが、今ではピアソンHPクリームを使っています。
ピアソンHPクリームを使った感想は「ヒルドイドと変わらない」です。
むしろ、ピアソンHPクリームは市販されている分、ヒルドイドより使いやすいと思います。
私が使っているのはピアソンHP
現在、私はピアソンHPクリームを保湿剤として使っています。
以前まではヒルドイドを使用していたのですが、皮膚科の受診が面倒になってきたので、市販のヘパリン類似物質を含む保湿剤に乗り換えています。
ピアソンHPクリームはネットで見つけました。
なんとなくで買ったピアソンHPが良い商品だったのでリピートしている感じです。
他のヘパリン類似物質を含む市販薬は詳しく知りません。
もしかしたら、他の商品のほうが良質かもしれません。
また、ピアソンHPは私には合いましたが、合わない人はもちろんいるでしょう。
化粧品はあくまで自己責任でお願いします。
ヒルドイドを美容目的で処方してもらうのはNG
ヒルドイドで問題となっているのが、ヒルドイドを美容目的で手に入れることです。
健康保険を美容目的で利用するのはよくありません。
美容の保湿剤としてヒルドイドを使いたい人たちが、皮膚疾患を抱えているわけでもないのに、皮膚科を受診してヒルドイドを処方してもらうことで健康保険は圧迫されます。
健康保険が圧迫され財源に困ると、国は患者の保険料負担を増やすかもしれません。
もしそうなった場合、皮膚疾患で困っている方々の負担が増えてしまいます。
ヒルドイドの処方だけでどれだけの影響があるかはわかりませんが、美容目的での健康保険利用がないに越したことはありません。
まとめ
ヒルドイドをの入手方法は皮膚科受診か海外輸入です。
皮膚科を受診してヒルドイドを入手するには手間がかかります。
海外から輸入してヒルドイドを入手するにはお金がかかります。
私がおすすめするのはヒルドイドの代わりの市販薬を利用することです。
関連記事:ヒルドイドの代わりの市販薬を紹介
ヒルドイドの代わりの市販薬を利用すれば、手間はかかりませんし、お金もそれほどかかりません。
私はヒルドイドを卒業してからは市販薬に頼り切っています。
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