このページでは庶民が投資でお金を増やす方法を紹介します。
庶民とは「特別な地位・財産のない普通の人々」を指しており、お金持ちを除いた一般世帯のことを言います。
「庶民に投資はできない」と思い込んでいる人は多いでしょう。
私は典型的な庶民ですが、庶民でありながらも投資でお金を増やしています。
今の時代ならサラリーマンでも仕事をしながら投資ができるうえ、初心者が効率的にお金を増やせる投資法が確立されているのです。
庶民の投資に関する悩み
庶民が投資を避けるのには理由があって、気軽な気持ちで資産運用にチャレンジするわけにはいかないのです。
庶民の投資に関する悩みは以下のとおり。
- お金がない
- 投資は難しい
- 時間がない
庶民は生活費を稼ぐために仕事をして、お金に余裕がないから節約して、家庭のために時間を犠牲にしています。
いろいろな制限があるなか、庶民が投資に踏み出すのは難しいのです。
お金がない
庶民とは「特別な地位・財産のない普通の人々」を指しているので、基本的に庶民はお金の余裕がありません。
庶民の家計にはお金持ちほどの余裕はなく、毎月の給料は生活費、教育費、住宅ローン、娯楽費、医療費などに消えていくでしょう。
お金の余裕がない状況で投資に踏み切れるはずはなく、投資より貯金を優先している庶民は多いです。
投資は難しい
一般家庭において「投資は難しい」というイメージを持っている人が多いです。
ニュースから流れてくる金融用語や証券用語がややこしいので、自然と投資が嫌いになっている人は多いでしょう。
実際に投資は難しいのですがケースバイケースで、方法によっては意外と簡単に資産運用ができるのです。
日本人の投資離れはある意味では仕方ありません。
義務教育で投資を勉強することはありませんし、投資をしなくても普通に生きていくことはできるので。
私が実践している「庶民が投資でお金を増やす方法」は入門書を1冊読めばできます。
時間がない
私の職場でもそうですが、パパさん・ママさんは毎日をとても忙しく過ごしています。
朝の用意、洗濯、子供の送り迎え、仕事、買い物、夕食の準備、洗い物、子供の寝かしつけ、掃除、家族サービス、子供との遊びなど、一般家庭の生活は時間に追われています。
庶民の生活は時間に追われているので、投資に時間を使ったり、投資の勉強時間を取ったり、本を読んだりする余裕がありません。
投資をする時間がないのに投資ができるはずはないと多くの庶民は思っています。
庶民が投資でお金を増やす方法
私は病院に勤務している平凡なリハビリ職なので正真正銘の庶民です。
庶民代表である私は週5勤務をこなしながら、投資をしてお金を増やしています。
私がしている投資はインデックス投資です。
インデックス投資とは「インデックス投資信託を積み立てるように買っていく投資法」であり、私は毎月4万円を積み立て投資しています。
インデックス投資が庶民におすすめな理由は以下のとおり。
- インデックス投資信託は100円から買える
- インデックス投資は素人がプロに勝つ方法
- 設定すればインデックス投資信託は自動で積み立て投資ができる
以下より、簡単に解説していきます。
インデックス投資信託は100円から買える
SBI証券・楽天証券ではインデックス投資信託に100円から投資できます。
個別株式は100株単位での売買が基本なので数万円~数十万が必要になるのですが、インデックス投資信託はワンコインから売買ができるのです。
今の時代に「お金がないから投資できない」という言い訳は通用しません。
毎日のお菓子を節約すれば、庶民でも投資を始めることができます。
インデックス投資は素人がプロに勝つ方法
インデックス投資を活用すれば素人でもプロより良いリターンを上げられると言われています。
ほとんどの投資家にとって、株を保有する最善の方法は、手数料の低いインデックス・ファンドに投資することである。手数料やコストを差し引いた後でも、ほとんどの運用期間を上回る成果をあげることができるだろう。
引用:敗者のゲーム【第5版】
インデックス投資信託は低コスト(手数料0.1%程度)で運用できるため、膨大な売買手数料を払っているプロ投資家より手数料の分だけ有利なのです。
プロ投資家が10%の利益を上げても5%の手数料を払っていたら、トータルリターンは5%に目減りします。
それと比べて、素人がインデックス投資信託で6%の利益しか上げられなくても、手数料は0.1%程度なのでトータルリターン(5.9%)はプロ投資家を上回ることができます。
インデックス投資信託は自動で投資できる
インターネットが発達してネット証券が普及した現代では、投資信託の売買がとてもやりやすくなっています。
SBI証券や楽天証券では投資信託自動積立サービスという仕組みがあり、設定をすることで証券会社が自動的に投資信託を買い付けてくれるのです。
毎月の「積立回数」「積立金額」を設定することで、インデックス投資信託に自動で投資できます。
そのため、仕事に忙しくても家事に忙しくても、ほったらかしでインデックス投資ができるので、どれだけ時間がない庶民にもお金を増やすことができます。
庶民の投資でどれだけお金が増えるのか
庶民がインデックス投資をすることで、どれだけお金を増やすことができるのかを紹介します。
私はインデックス投資の利回りを4%に想定しています。
関連記事:インデックス投資の利回りが「4~10%」である理由
投資初心者の方は利回り4%と聞いても、お金がどれくらい増えるのかイメージしにくいでしょう。
インデックス投資の平均利回りを4%と想定して、いくつか資産運用例を紹介します(計算ツールには金融庁HPの資産運用シュミレーションを使用)
毎月の積立金額:1万円
積立投資期間:20年
平均利回り4%だと想定して、毎月1万円のインデックス投資を20年間継続すると、最終投資金額は366万7746円となります。
投資元本は240万円、運用利益は約126万円です。
毎月の積立金額:3万円
積立投資期間:20年
平均利回り4%だと想定して、毎月3万円のインデックス投資を20年間継続すると、最終投資金額は1100万3239円となります。
投資元本は720万円、運用利益は約380万円です。
毎月の積立金額:5万円
積立投資期間:20年
平均利回り4%だと想定して、毎月5万円のインデックス投資を20年間継続すると、最終積立金額は1833万8731円となります。
投資元本は1200万円、運用利益は約633万円です。
【まとめ】
インデックス投資の平均利回りを4%としたときの、積立投資金額と投資期間別の最終到達資産を簡単にまとめてみました。
10年積立 | 20年積立 | 30年積立 | |
毎月1万 | 147万 | 366万 | 694万 |
毎月2万 | 294万 | 733万 | 1388万 |
毎月3万 | 441万 | 1100万 | 2082万 |
毎月4万 | 588万 | 1467万 | 2776万 |
毎月5万 | 736万 | 1833万 | 3470万 |
上記の例を見てわかるとおり、インデックス投資の平均利回り4%でも、それなりの資産をつくることができます。
庶民の投資成績を公開
私は2020年からインデックス投資を始めており、毎月4万円をインデックス投資信託に積立投資しています。
インデックス投資は65歳まで続けようと思っていて、投資の目標金額は6000万円です。
現在の投資成績は以下の記事で公開しています。
関連記事:管理人のインデックス投資の成績を公開
現在の損益がプラスかマイナスかはわかりませんが、良い時も悪い時も成績を晒していきます。
私が投資する目的はセミリタイアであり、資産を築くことで仕事の量を減らしていきたいと思っています。
いつになったら6000万円に到達するかはわかりませんし、本当にセミリタイアできるかもわかりませんが、庶民が一進一退しながらお金を増やしていきます。
まとめ
庶民は「お金がない」「投資は難しい」「時間がない」という理由で投資をあきらめてしまいがちです。
しかし、インデックス投資であれば庶民の悩みを解消しながら、お金を増やしていくことができます。
庶民の投資の注意点としては、インデックス投資でお金が絶対に増えるわけではないということ。
不景気になれば株価は下がって、インデックス投資でも損失を抱えることはあります。
リーマンショックで株価が大暴落したとき、個人投資家は大きな損失を抱えて、株式市場から姿を消した人も多くいます。
ただ、リーマンショックを過ぎて、現在では株価は大きく改善して、株式市場に残り続けた投資家はお金を増やしているのです。
つまり、インデックス投資を続けていくなら、不景気で株価が下落することがあっても、投資をやめないことが大事なのです。
我慢してインデックス投資を20~30年続けることができた庶民はお金を増やせます。
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