このページでは投資に興味ない人が多い理由を解説します。
私はお金儲けのために投資をしていますが、周りの知り合いに投資をしている人はいません。
友達とお金の話をするとわかりますが、日本人は投資より貯金に興味があります。
統計的にも日本人は投資に興味ないというデータがあり、日本では投資をしている人が珍しいという状況なのです。
※記事のデータは平成30年度 証券投資に関する全国調査(個人調査)より引用しています。
投資に興味がない日本人の実態
平成30年度 証券投資に関する全国調査(個人調査)より、日本人は投資に興味ないというデータをいくつか紹介します。
そもそも、日本人は貯金ばかりして投資をしていません。
【保有金融商品の割合(全体)】
預貯金 | 92.8% |
株式 | 12.6% |
投資信託 | 9.2% |
公社債 | 2.7% |
預貯金(92.8%)の割合から日本人の貯金好きがわかりますし、株式、投資信託、公社債との差が激しいです。
私は毎月の収入から投資信託に投資しています.
しかし、日本人全体でみると毎月の収入から金融商品に投資する人は少ないのです。
【月々の収入から金融商品にまわす割合】
1~10%未満 | 25.8% |
10~20%未満 | 13.8% |
20~30%未満 | 5.1% |
30~50%未満 | 2.3% |
50%以上 | 2.6% |
金融商品にまわしていない | 31.8% |
日本人が月々の収入の何パーセントを金融商品にまわしているかというと、金融商品にまわしていない人が31%で最も多いのです。
金融商品にまわす人の中でも、1~10%未満が多くなっており、積極的な投資行動はみられません。
さらに、株式を購入しようと思っている日本人は少なく、投資に興味ない実態が浮き彫りになっています。
【株式購入意向】
今後1年以内に購入したい | 4.0% |
時期は未定だが購入してみたい | 8.8% |
今のところ購入するつもりはない | 86.6% |
株式の購入意向については、今のところ購入するつもりはないが 86.6%と大部分を占めています。
また、日本人が興味を持っている金融商品にはバラつきがあります。
【興味を持っている金融商品】
預貯金 | 55.6% |
株式 | 16.1% |
投資信託 | 10.9% |
公社債 | 3.4% |
興味を持っている金融商品はない | 36.2% |
統計的にみると日本人は「貯金に興味を持っている人」と「金融商品に興味がない人」に分かれ、投資している人は少数派になるのです。
証券投資に関する統計から日本人が投資に興味を持っているとは言えません。
- 日本人は証券投資をしていない
- 給料から投資にお金をまわしていない
- 株式を購入するつもりはない
- 貯金に興味を持っている
私は日本人は投資に興味ないという実態をみて、知り合いが投資をしていないことに納得しました。
統計的にみても投資に興味ないのだから、実生活で投資に興味を持っている人がいるはずないです。
投資に興味ない人が多い理由
日本人が投資に興味ないのは理由があって、知識の少なさが投資離れを加速させるポイントです。
しっかりと理解できないものに興味を持つのは難しいですし、間違った解釈によって投資を遠ざけていることもあるでしょう。
平成30年度 証券投資に関する全国調査(個人調査) より、投資に興味ない日本人が多い理由を紹介します。
投資を必要だと思っていない
日本人の大多数は証券投資を必要だと思っていません。
【証券投資の必要有無】
必要だと思う | 25.1% |
必要とは思わない | 74.6% |
証券投資の必要性は年収によって差があり、年収が低いほど証券投資を必要ないと思っています。
証券投資が必要ないと思っている日本人が投資に興味を持つわけがありません。
株式投資の過去の成績、現金とインフレの関係、資本主義社会の仕組みを知っていれば、証券投資が必要ないとは言えないはずです。
個人的には、将来の老後資金を作るためには貯金だけでは不十分であり、投資で効率的にお金を増やす必要があると思っています。
投資の知識を持っていない
日本人の大多数は投資の知識を持っていません。
【証券投資は必要ない理由】
損をする可能性がある | 43.7% |
金融や投資に関する知識を持っていない | 33.7% |
価格の変動に神経を使うのが嫌 | 28.3% |
ギャンブルのようなもの | 25.9% |
周りに証券投資をしている人がいない | 5.9% |
投資に関する知識を持っていない人が3割ほどいるうえ、投資の悪い側面に過剰反応している人が多いと思います。
「損をする」「価格変動がある」「ギャンブル要素がある」といった投資の側面は否定できませんが、それがあるからこそ投資でお金を増やすことができるのです。
投資について理解していれば、「損をしない、価格変動はない、ギャンブル要素はない、だけどお金は増える」という都合の良い金融商品がないことはわかります。
実際に日本人の大多数は証券投資に関する教育を受けたことがないのです。
【証券投資に関する教育の有無】
受けたことがある | 7.2% |
受けたと思うが、あまり覚えていない | 12.4% |
受けていない | 80.3% |
日本の教育課程で投資を教えることはないので、投資との出会いは偶然的な要素が強いのです。
私は投資の本を偶然に読んで始めましたし、友達にたまたま教えてもらった投資家もいるでしょう。
学校・両親から投資を教えてもらうことがない日本で、投資に興味をもつのは無理難題な話です。
投資のイメージが良くない
日本人の投資に対するイメージは良くないので、投資に興味ないのが仕方ありません。
【証券投資全般のイメージ】
難しい | 41.2% |
資産を増やす | 37.6% |
ギャンブルのようなもの | 32.6% |
お金持ちがやるもの | 32.5% |
なんとなく怖い | 29.3% |
テレビやネットの偏った情報が投資のイメージを悪くするのでしょう。
「投資家とはどんな人?」と聞かれたとき、パソコンに張りついている人をイメージすると思いますが、そんなことはなく仕事をしながら投資をしている人はいます。
投資で破産寸前まで追いつけられる人はいますが、大損失を抱える人はリスクを取りすぎているだけで、堅実な投資でコツコツとお金を増やすことはできます。
私も投資のイメージは良くありませんでしたが、実際に少額から投資を始めてみるとイメージが大きく変わりました。
投資の知識をつけてリスクを抑えてお金を運用すれば投資は怖くありません。
証券会社のイメージが良くない
日本人の証券会社に対するイメージが良くないので、投資を始めようと思わない人が多いのでしょう。
【証券会社のイメージ】
敷居が高い | 38.5% |
あまり信頼できない | 30.2% |
経済情報を発信している | 23.4% |
勧誘がしつこい | 14.7% |
積極的である | 9.0% |
証券会社の「敷居が高い」というイメージはとてもわかりますし、私も投資を始める前は不安が強かったです。
- 口座開設が難しい
- 証券会社の人は気難しい
- 証券口座になじみがない
証券会社に良いイメージを持っていない人は多いですが、ネット証券が普及した現在では証券会社は身近なものです。
ネット証券であれば口座開設・取引にあたって、証券会社に行く必要はありませんし、証券会社の人と話す必要もありません。
ネット証券ではパソコン1台あれば投資ができるので、実際には敷居がとても低くなっています
貯金を優先してしまう日本人の実態
日本人は貯金が大好きと言われますが、統計的に見ても貯金をしている人が多いです。
女性より男性のほうが投資に積極的ですが、日本人全体が投資に興味ない事実は変わりありません。
日本人が貯金を優先する理由はいろいろあるでしょう。
- 元本の安全が最優先
- いつでも出し入れしたい
- 変化を恐れる
- 非正規雇用の増加
- 給与所得に依存している
- 給料が上がらない
日本人の気質や日本の環境が投資離れを加速させていると言えますし、結局は生活(お金)の安心がない状況で投資なんてできません。
毎月の家計がギリギリの人に投資を勧めても、投資に興味を持つわけがないのです。
日本人の貯金好きを否定するのは簡単ですが、それぞれの世帯の背景を考慮することは大切です。
金儲けに興味が持てない人が多い
私は周りの人を見ていて、お金儲けに興味が持てない人が多いと感じています。
お金儲けをする発想がなく、現在の収入の維持を目指しながら、節約生活をしている人は多いです。
節約生活が悪いわけではありません(むしろ節約は大切です)
ただ、お金儲けに興味が持てないことが理解できないのです。
お金儲けに興味が持たない理由はいろいろあると思います。
- お金儲けのために努力するのが疲れる
- 現状の生活で満足している
- 今の給料で普通の生活はできている
- お金儲けに失敗したら怖い
お金儲けに興味がないことは悪いと思いませんが、一度きりの人生だからさらなる高みを目指してもいいの思うのです。
人間は成長を諦めたら終わりだと思っていますし、私はもっと豊かな生活がしたいからお金儲けをしています。
私は投資とブログでお金儲けを実践していますが、自分の力でお金を稼ぐことが楽しいです。
サラリーマンの給料とは違って、お金儲けはRPGゲームのようで、試行錯誤しながら前進していく感じがやめられません。
お金儲けに興味が持てない人は、少額のお金を使って増やす努力をしてみるといいです。
自分の力でお金を儲けると世界の見え方が変わりますし、お金に対するハングリー精神が湧き出てくるはず。
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まとめ
現在、私は投資をしていますが、それまでは自分が投資をするとは思ってもいませんでした。
投資を始める前の私は投資を十分に理解していなかったし、投資に興味も持っていなかったのです。
しかし、現在の私はお金を増やすために投資の力がなくてはならないと思っています。
投資について少し勉強するだけで人生は大きく変わります。
投資でお金を儲けると投資がさらに楽しくなりますし、投資はお金儲けゲームであると実感できます。
豊かな生活のために投資をするのですが、投資にはRPGゲームで経験値を稼ぐような楽しさが含まれています。
私は投資というお金儲けゲームを実践してから、豊かな生活と楽しみの2つを手に入れました。
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