このページでは看護師の人間関係に疲れたときの対処法を紹介します。
看護師は白衣の天使と言われますが、裏側には深刻な人間関係が隠れていたり、つらい人間関係があったりするのです。
看護の仕事は華やかなイメージがありますが、人間関係に疲れて辞めていく職員は多いです。
人間関係の悩みはひとりで抱え込むのではなく、誰かに相談して適切な対処をしましょう。
看護師の人間関係がドロドロしている理由
看護師の人間関係がドロドロするのは、女性社会であることが大きな要因です。
女性は感情的になったり、他人の噂が好きだったり、他人の行動が気になったりするので、人間関係の揉め事に発展しやすいと思います。
個人的に男性はサバサバしていて、女性はネチネチしているイメージがあります、
- いつまでも恨みを抱えている
- 陰で悪口を言う
- 集団でひとりを責める
- 仲間外れにする
女性職場の人間関係は複雑なので、ターゲットにされた人は心身ともに疲れるでしょう。
女性特有の嫌がらせは看護師の人間関係を疲弊させます。
また、男性看護師にとっても女性職場は疲労の原因となります。
男性からすれば、女性看護師の揉め事を見ているだけで気負いしますし、ドロドロした人間関係の中で働くことは大きなストレスです。
- 女性の揉め事に巻き込まれるはつらい
- 女性に嫌われるとハブられる
- 言葉ひとつで女性の逆鱗に触れる
看護師の世界は女性比率が高いので、男性看護師は肩身が狭い思いをしており、間接的な人間関係で疲れていると思います。
看護師の人間関係に疲れたときの対処法
看護師の人間関係に疲れて、仕事が手につかなくなる人は多いです。
人間関係の悩みをそのままにしておくと、悪い考えが頭をめぐって生活の質の低下につながります。
人間関係の揉め事で嫌な思いをしないために適切な対処法をとることが大切です。
人間関係の揉め事は仕事だと割り切る
仕事をしていくうえで、人間関係の悩みが消えることはないでしょうし、誰しも小さな悩みを抱えているものです。
看護師の世界の揉め事は考えても仕方がないので、仕事だと割り切ってしまうことが最善策です。
私は仕事で嫌なことがあっても、仕事だから仕方がないと割り切って、プライベートに嫌な気持ちを持ち込まないようにしています。
私は仕事の中で嫌がらせをされても、自宅に帰るとすべてをリセットするので、イライラを長引かせることはありません。
人間関係の揉め事でプライベートの時間まで悩み苦しんでしまうのはもったいないです。
せっかくの人生だから、看護師の人間関係の悩みは仕事だと割り切って、家族やプライベートの時間を大切にしましょう。
嫌な人がいる事実を受け入れる
病院にはたくさんの職員がいるので、1人や2人は嫌な人がいてもおかしくありません。
むしろ、看護師の社会には嫌な人が1人や2人は必ずいます。
嫌な人がいる事実は変わらないので、「こんな人もいる」と受け入れたほうが、自分の気持ちは楽になると思います。
人間関係で揉めて嫌がらせを受けたとき、反抗するとエスカレートしていくので、適切に受け流しておくべきです。
「嫌がらせをする人はいる」「嫌な人は無視しよう」と受け入れて、自分の時間を大切にすることに力を注ぎましょう。
家族、同僚、上司に相談する
看護師の悩みをひとりで抱えるのは辛いので、悩みを誰かと共有することはとても大切です。
揉め事をひとりで抱えると疲れるだけでなく、ネガティブな考えが頭をめぐってしまいます。
悩みが解決しなくてもいいので、信頼できる誰かに気持ちを打ち明けましょう。
家族に相談すると話を聞いてくれて気持ちが楽になるかもしれません。
同僚に相談すると適切なアドバイスをくれて悩みが解消されるかもしれません。
上司に相談すると看護師の世界を生き抜く術を教えてくれるかもしれません。
ひとりで悩みを抱えても好転しないことが多いので、状況を変えるためにも誰かの力を借りるべきです。
誰かに相談して悩みが解決すれば最高ですし、悩みが解決しなくても話すことで気持ちは絶対に楽になるはず。
看護師の仕事がどうしても疲れたなら転職を考える
今の職場で看護師として働くのが限界なら、別の職場か別の分野への転職を考えましょう。
看護師の世界は複雑なので、どう頑張っても状況が変えられないことはあります。
心身の疲労が限界にきて、看護師としてやっていけないと思ったなら、我慢せずに転職すればいいと思います。
- 看護師の仕事に疲れ切った
- 看護師の人間関係に疲弊した
- 看護師の仕事が楽しくなくなった
看護師の仕事を続けるなかで、身体がSOSのサインを発しているなら、今すぐに転職サイトに登録してください。
身体と精神が疲れていると、悪いことしか考えられないものです。
疲労の悪循環に陥ってしまうと、ネガティブ思考で頭がいっぱいになって、最悪の行動を取ってしまう人がいます。
最悪の行動を取る前に看護師人生を見直しましょう。
転職すれば看護師としてやり直すことは可能です。
看護師の人間関係のストレス5選
看護師のストレスは人によって様々ですし、職場によって人間関係の問題は異なります。
ここでは私の職場の看護師が抱える人間関係のストレスを紹介します。
実際に当院の看護師にアンケートを取ってみました。
仕事のミスを過度に指摘される
看護師としてミスを一度もしたことがない人はいないでしょう。
ミスをしたときに上司から注意されるのは仕方ありませんし、看護師としてミスを改善することは必須です。
しかし、嫌みを言いながらミスを指摘されるのは気分が良くありません。
先輩の特権を利用して、揚げ足をとったり、嫌みを言ったり、上から目線で指摘したりされると、後輩はとてつもないストレスになります。
個人的に少しのミスで揚げ足をとって指摘する先輩は最低です。
看護師からの嫌がらせが酷い
看護師の女性社会では、陰湿的な嫌がらせもあれば、直接的な嫌がらせもあります。
- わざと聞こえるように悪口を言う
- あからさまに仕事の邪魔をする
- 必要な情報をわざと渡さない
- 派閥を作って仲間外れにする
- 他の職員と態度が違う
嫌いな人から酷い仕打ちを受けたり、喧嘩相手から文句を言われたり、思いがけない嫌がらせをされたり、直接的なストレスは心身にこたえます。
性格の悪い人は嫌な気持ちにさせることが目的なので、ショックを受けている看護師を見て、ひとりで優越感に浸っているのでしょう。
仕事をサボる看護師がいる
職場に仕事をサボる人がいると腹が立つと思います。
自分が仕事をしっかりしていると、仕事をサボっている人が目について、「なんで仕事をしないの!」とイライラしてくるでしょう。
さらに、仕事をサボる看護師によって、他の職員に迷惑がかかることもあるのです。
- 普通に仕事をこなせば時間内で終わるはずなのに、サボる看護師のせいで余計な時間がかかる
- ひとりの看護師がサボるせいで職場の雰囲気が悪くなる
- 残業代をもらうためにわざと残業する
真面目に仕事をしている看護師ほどサボっている看護師が許せないと思います。
他人は無視しておけばいいのですが、不誠実な人の行動は見ているだけでストレスです。
上司からのパワハラが酷い
パワハラをしている側は深く考えていませんが、パワハラを受けている側は心に深い傷を抱えます。
- 怒鳴るように大声で注意する
- 仕事のミスを絶対に許さない
- 異常なほどの圧力をかける
- 毎日のように暴言を吐く
パワハラが与える精神苦痛はとても大きく、看護師になったことを後悔する人もいます。
看護師の世界も年功序列はあり、上司に逆らうことはできません。
パワハラの加害者はパワハラをしている自覚がないので、被害者はパワハラをひたすら我慢するしかないのです。
患者さんとの人間関係に疲れる
看護師の仕事は接客業の側面もあって、患者さんとの人間関係に気を使う場面はあります。
私も病院で勤務していますが、気難しい患者さんとのやり取りは大変です。
- 暴言を吐かれる
- セクハラをされる
- ちょっとしたことで機嫌が悪くなる
- 自己中心的な行動をとる
医療職といっても接客業なので、患者さんに不快な気持ちを与えてはいけません。
看護師は患者さんと上手にコミュニケーションをとる必要がありますし、クレームが出ない立ち振る舞いが求められます。
看護師として病院の接遇は必要不可欠です。
しかし、患者さんに気を使い続けるのは疲れますし、毎日のように接遇を意識するのも嫌になります。
ドロドロの人間関係に耐えられない看護師が取るべき行動
ドロドロした人間関係に耐えられないなら、転職するのが最善策だと思います。
職場の意地の悪い人は「腐ったみかん」と同じです。
「腐ったみかんの方程式」
箱の中に腐ったみかんが1つでもあると、周りのみかんにも腐敗が広がってしまうことから、1人の不良生徒がクラス全体に悪影響を与えることを表現した言葉。
職場に意地の悪い人がひとりでもいると、周りの職員にも意地の悪さが広まってしまうのです。
ひとりがサボり始めると、周りの人も同じようにサボり始める原理です。
腐ったみかんの方程式のように、環境が悪化していく病院に居続ける理由はありません。
人間関係がドロドロしている病院には見切りをつけて、あなたにとって良い転職先を探しましょう。
人間関係の揉め事を改善するのは簡単ではありませんし、組織全体を変えるのは時間がかかります。
病院環境の改善に尽力することで、人間関係が改善するかもしれませんが、反対に悪化するかもしれません。
ドロドロした人間関係の中で働くことは体力が入りますし、それなりのリスクも背負っているのです。
職場の人間関係に耐えられない看護師は、転職するのもひとつの手であると、頭の片隅に入れておいてください。
まとめ
看護師のドロドロした人間関係は女性特有のものなので、下手に巻き込まれると疲労困憊になってしまいます。
看護師の人間関係で疲れたときは自分を守ってください。
- 人間関係の揉め事は仕事だと割り切る
- 嫌な人がいる事実を受け入れる
- 家族、同僚、上司に相談する
- どうしても嫌なら転職を考える
意地の悪い人に立ち向かうのではなく、嫌がらせを受け流すことが大切です。
看護師の仕事はただでさえ重労働なのに、人間関係の悩みが追加されたら嫌になります。
「看護師の資格を取ったのにもったいない」と思う人はいるでしょうが、どうしても耐えられないなら転職しましょう。
人間関係に疲れたとしても、最悪の行動だけは取らないようにしてください。
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