このページでは介護職の人間関係トラブルの原因がおばさんにある理由を解説します。
介護業界の人間関係は独特なものがあり、人間関係の揉め事を理由に退職する人は多いです。
人間関係の揉め事の原因は色々ありますが、おばさん介護職とのトラブルが大きな割合を占めています。
若い介護職とおばさん介護職の壁を越えるのは難しく、ジェネレーションギャップは離職率の高さにつながります。
20代と50代の世代間の人間関係は複雑であり、介護職が抱える大きな悩みのひとつです。
人間関係のトラブルで介護職を辞める人は多い
介護の仕事を辞める理由として人間関係のトラブルが挙げられます。
平成29年度「介護労働実態調査」では、介護職を辞めた理由の上位に、人間関係の問題がランクインしています。
人間関係の揉め事は厄介ですし、職場に嫌な人がいることは苦痛でしかありません。
- 嫌がらせをされる
- 陰で悪口を言われる
- 仲間外れにされる
- ミスを指摘される
職場の人間関係のトラブルは数え切れないほどあるでしょう。
また、介護の世界は女性が多く、女性社会の人間関係はさらに陰湿です。
女性は感情的になりやすく、間接的に嫌がらせをしたり、集団でひとりを攻撃したりと、人間関係が深刻化しやすいと思います。
介護の仕事はただでさえ重労働なのに、女性のドロドロした人間関係が加わったら、なおさら辞めたいと思うでしょう。
介護職の人間関係を修復させるのは難しいですし、人間関係が嫌になって辞めるのは仕方ありません。
介護職の人間関係で揉め事が起こる要因
あくまで個人的な意見ですが、介護職の人間関係が揉めやすいのは理由があります。
- 複数の仕事を日割りで分担して行う
- 他の職員の仕事が目につく
介護という大きな仕事を、複数人で分担して進めていくため、揉め事が起きやすいのです。
介護職は複数の仕事を日割りで分担して行う
介護職の仕事はたくさんあり、複数人で仕事を分担して進めます。
- 歩行介助
- トイレ介助
- 食事介助
- 入浴介助
- 清拭介助
- 清掃、片づけ
- その他の業務
日ごとに仕事を分担して、介護の一日の業務をこなしていきます。
そのため、歩行介助担当の介護職、食事介助担当の介護職、トイレ介助担当の介護職というように役割は決まっていません。
日によって仕事の比率に多少の違いはありますが、すべての介護職が歩行・トイレ・食事・入浴介助などの業務を協力して行います。
職員が協力して作業をこなしていくので、他の介護職の仕事が目についたり、気に障ったりします。
また、サボっている人や要領の悪い人に怒りを覚えるのです。
他の職員の仕事が目につく
介護の仕事は複数の職員が協力して進めていくので、他人の仕事が目につきやすいです。
- 仕事をサボっている
- 仕事が遅い
- 仕事の質が悪い
他の介護職の気に入らないところが、目についてイライラしている人は多いと思います。
一生懸命に仕事している人からすれば、仕事をサボっている人を見るだけで腹立ちます。
仕事ができる人と仕事ができない人の給料が同じなら不満はあふれてくるでしょう。
そして、仕事の遅い介護職がいると、全体の仕事スピードが遅くなって、その分のしわ寄せが他の職員にまわってきます。
仕事の遅い人の尻拭いをするのはストレスですし、自分だけが大変なのは我慢できません。
職場の人間関係が悪化する原因はおばさん介護職
知り合いの20代介護職から色々と話を聞きますが、おばさん介護職との人間関係は面倒くさいです。
私も病院で働いていて、世代をこえた人間関係の複雑さを目の当たりにします。
男性介護職の人間関係はサッパリしているのですが、女性が加わることでドロドロになってしまうのです。
ここでは、おばさん介護職の人間関係が複雑である理由をいくつか紹介します。
感情的になる
女性は感情的な生き物なので気に入らないことがあると揉めやすいです。
- でも
- だって
- そうは言うけど
女性との話し合いは感情的になって進まず、平行線が永遠と続くこともあります。
おばさん介護職の場合は感情論がより強いので、論理的に話しても反感を買うだけです。
おばさん介護職は仕事と割り切って、自分の気持ちを我慢してくれません
女性同士が感情的になって揉めると、職員の溝は深いものとなり、関係性の悪化が仕事にも影響します。
派閥をつくる
おばさん介護職はグループをつくるのが好きです。
- 一緒にご飯を食べる
- 一緒に昼休憩を過ごす
- 一緒にタバコを吸いにいく
- 一緒に帰る(退勤する)
おばさん介護職は複数の職員で群れて派閥をつくります。
そして、厄介なことにおばさん介護職の派閥は、それぞれで敵対関係になりやすいのです。
少しの揉め事が派閥同士の大きな争いに変わります。
AグループはBグループのことを嫌っており、BグループもAグループのことを嫌っているという構図が出来上がるのです。
男性には見えないところで、おばさん介護職のにらみ合いが繰り広げられています。
さらに、おばさん介護職の場合、派閥の関係性が仕事に大きく影響します。
仕事中に言い争いをしたり、仕事が円滑に進まなかったり、作業が投げやりになったりします。
おばさん介護職の派閥争いには関わらないのが一番です。
陰での悪口がひどい
おばさん介護職は、その場にいない人の悪口を平気で言いますし、陰口の内容もひどいものです。
表面的にはニコニコしていても、休憩室や喫煙室ではボロクソに悪口を言っています。
知り合いの介護職からおばさん介護職の陰口を聞かされたときはブルブルと震えました。
悪口の内容としては、介護職、看護職、リハビリ職、上司、患者など、職場に関わるすべての人が対象です。
そして、おばさん介護職の怖いところは、同じグループに属している職員の悪口も平気で言うことです。
同じグループの仲間に対しても、イライラを我慢することはできず、問答無用でストレスを発散させます。
「言葉は人をつくる」と言いますから、他人の悪口を言葉にするのはやめましょう。
しんどい仕事はサボろうとする
おばさん介護職は疲れる仕事を平気でサボろうとするので面倒です。
年齢とともに体力は落ちていくので仕方ないのですが、社会人として仕事を平気でサボるのは良くありません。
40~50代の職員が20代と同じ働きをするのは難しいですが、周りの目を考えて一生懸命に仕事をしてほしいです。
仕事をサボっているのは一目でわかりますし、頑張っている職員からすれば怒りの原因です。
若いときのように仕事ができなくなったとしても、誠意を持って取り組んでいれば気持ちは伝わります。
雑談や私語が多い
男性と比べて女性はよく喋りますし、仕事に支障が出るほどのマシンガントーク介護職はいます。
おばさん介護職は無駄な話が多く、周りを気にせず話し始めるので厄介です。
仕事中に喋っていけないわけではありませんが、迷惑になるほどの雑談・私語は印象が良くありません。
- 仕事をほったらかして雑談する
- 休憩時間を過ぎているのに話が止まらない
- 場所を考えずに喋りまくる
雑談や私語は度が過ぎると、揉め事につながるので注意してください。
周りの人が仕事しているなか、雑談に夢中なおばさん介護職は最悪です。
おばさん介護職に気を使っている職員は多い
私の職場にもおばさん介護職がいますが、若い職員はとても気を使っており、仕事するなかでストレスを感じています。
- 下手に逆らうと仕返しされる
- 反対意見を述べることはできない
- おばさんがイライラしていると気まずい
- 仕事ができないおばさんのフォローは大変
おばさん介護職は職場のボスであることが多く、周りの職員は巻き込まれないように気を使っています。
年期が入っている分だけ意見は強く、逆らうと仕事がやりにくくなるのです。
また、おばさん介護職は悪気が全くないから厄介です。
自分の行動が悪いと思っていないため、やりたい放題、言いたい放題で、おばさん介護職は好き勝手します。
悪いと思っていない人を説得するのは難しく、結局は周りがおばさん介護職の意見に合わせることになるのです。
おばさん介護職に気を使いすぎて、自分の精神が崩壊してしまう人もいます。
「不満や意見は言うけど、アイディアを求めたら黙り込む」
「やりたい放題にするけど、後処理は上司に任せる」
おばさん介護職のわがままに付き合っていたら、真面目にやってられないと思います。
おばさん介護職と上手に付き合う方法
おばさん介護職と揉めると、その後の仕事に支障が出るので、上手に付き合っていく必要があります。
悪いクセは簡単に直らないし、おばさん介護職の態度を変えるのは難しいです、
相手が変わるのを待つのではなく、相手を上手にコントロールしましょう。
一定の関係性を保つ
おばさん介護職と接するときは、一定の関係性を保つようにしましょう。
おばさん介護職と親密になりすぎると、なあなあ関係となって仕事がやりにくいです。
- 提案を断りにくい
- 頻繁に絡まれる
- 気軽に仕事を任される
- 何でも聞かれる
- プライベートでも誘われる
私は仕事とプライベートを割り切って考えたほうがいいと思っています。
仕事をしていると、意見の対立、揉め事、喧嘩など、小さな衝突は避けられません。
仕事で揉め事が起きたとき、それがプライベートにまで広がると厄介です。
おばさん介護職との関係性は一定の距離を保ち、プライベートで関わることは控えましょう。
相手を否定しない
人間関係を円滑に進めるうえで、相手を否定しないことが重要です。
否定された相手はプライドが傷つけられ、怒り・反感・憎しみ・恨みなどのネガティブな感情を持ちます。
相手を否定しても、反感を買って関係性が悪化するだけです。
否定するのではなく、まずは共感を示しましょう。
相手の話に耳を傾けて、相手の気が済むまで話を聞くのです。
そして、相手の行動の理由を考えて、相手の立場になって物事を考えてください。
自然にほめる
ほめられて嫌な気持ちになる人はいないので、おばさん介護職の何気ない行動をほめるようにしましょう。
ほめられることで人間は存在意義を感じ、もっとほめられたいと真面目な行いに励むのです。
大切なのは自然にほめることです。
お世辞、わざとらしい言葉でほめると、反感を買うので注意してください。
自然にほめることができると良好な関係性を築くことができるでしょう。
ほめられると誰でも嬉しいものです。
聞き上手になる
おばさん介護職とのコミュニケーションで大切なのは、こちらが一方的に喋りすぎないことです。
聞き上手になって、おばさん介護職に喋ってもらいましょう。
話を聞いてもらえると、相手は安心と信頼を感じて、無意識のなかで好印象を持つようになります。
他人の話を聞くのは疲れますが、だからと言って一方的に喋ると、おばさん介護職が聞く側になって疲弊してしまいます。
自分の話ばかりで、他人の話を聞かない人は、シンプルに嫌われます。
誰でも自分の話を聞いてもらえると気持ちいいものです。
まとめ
おばさん介護職との揉め事は面倒なので、仕事を長く続けたいなら上手に振る舞いましょう。
若い介護職は世代間格差に苦労するかもしれませんが、こちらから歩み寄れば良好な関係が築けるはずです。
また、すべてのおばさんが悪い人ではありませんし、お手本のような人もいるでしょう。
おばさんだからといって決めつけず、人となりをしっかりと見る必要があります。
良い例を取り入れて、悪い例を上手く対処して、ほどほどの距離感で仕事に取り組むのが一番です。
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