日焼け後のぶつぶつ・かゆみの原因と対策法を紹介

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スキンケア

このページでは日焼け後のぶつぶつとかゆみの原因と対策法を紹介します。

私は色白なので日焼け後のぶつぶつに悩まされています。

5~7月に入って紫外線量が多くなってくると、腕のあたりに赤いぶつぶつができてかゆくなるのです。

赤いぶつぶつは見た目が悪いですし、かゆみが続くのは不快です。

ただ、しっかりと対策をすれば、ぶつぶつとかゆみで苦しむことなく、夏を乗り切ることができます。

日焼け後のぶつぶつとかゆみは重篤な皮膚疾患の場合があるので、症状が続くようであれば受診してください。

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日焼け後のぶつぶつとかゆみの原因

日焼け後のぶつぶつとかゆみは多形日光疹(たけいにっこうしん)であることが多いそうです。

紫外線を浴びて数十分~数時間ほどたってから症状が現れます。

具体的な症状としては、赤くぶつぶつとした湿疹が日焼けした部位に現れ、かゆみや赤みをともなうとのこと。

ぶつぶつやかゆみは他の病気でも現れますが、日焼け後に現れる場合は多形日光疹である可能性が高いでしょう。

多形日光疹の原因ははっきりとしていませんが、アレルギー反応であるといわれています。

紫外線を浴びることで皮膚内の成分が変化して、その成分にアレルギー反応を起こすとのこと。

メラニン色素が少ない人ほど紫外線の影響を受けやすいので多形日光疹が現れやすいらしいです。

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ぶつぶつとかゆみは自然に治っていくことが多い

日焼け後のぶつぶつとかゆみが多形日光疹によるものであれば、重度化することは少なく自然に治っていくことが多いです。

私も知らないうちにぶつぶつとかゆみは引いています。

また、多形日光疹は紫外線を何度も浴びることで、アレルギー反応に対する抵抗ができるので徐々に症状は現れにくくなります。

つまり、6月に症状が現れたら、7月~8月と時間が経過するにつれて、症状は気にならなくなるでしょう。

私の腕にぶつぶつとかゆみが現れるのは5~6月で、紫外線量が増える8月にはぶつぶつとかゆみは気になりません。

ぶつぶつ・かゆみの多くは自然に治っていきますが、気になる方は肌をワセリンで保護するのがいいと思います。

肌に余計な刺激を与えると、ぶつぶつ・かゆみは悪化するので保湿と保護を心がけましょう。

ただし、今年の夏に症状が現れなくなったからといって、来年の夏に症状が絶対に現れないわけではないのです。

紫外線量が少ない冬の時期を過ごすことによってアレルギー反応の抵抗は下がるので、次の夏がくるころにはぶつぶつとかゆみが再び現れるかもしれません。

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日焼け後のぶつぶつ・かゆみを防ぐ方法

多形日光疹によるぶつぶつ・かゆみを防ぐ方法は紫外線を浴びないことです。

簡単にできる紫外線対策は以下のとおり。

  • 外出時には日焼け止めを塗る
  • 紫外線の強い時間帯の外出は避ける
  • 肌の露出がない服装をする

紫外線の浴びすぎは皮膚に悪いので絶対に実践してください。

また、ぶつぶつとかゆみを防ぐためには、紫外線がピークに達する前の5~6月ごろから紫外線対策をすることが大切です。

腕まくりをしたときの腕、首元、デコルテなどにぶつぶつができやすいので気をつけましょう。

日焼け後にぶつぶつとかゆみが現れてしまったら、しっかりと保湿をしてからワセリンを塗って肌を保護するべきです。

できるだけ早く治すために、保湿をして肌環境を整えて、できるだけ肌の刺激を減らすことが大切だと思います。

そして、ぶつぶつとかゆみが治まらないときは絶対に皮膚科を受診するべきです。

重度化しているか、他の皮膚疾患かもしれません。

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他にも日焼けによる肌トラブルがあるので要注意

皮膚にぶつぶつとかゆみが現れるのは多形日光疹だけではありません。

他にも日焼けによる肌トラブルはあるので注意が必要です。

以下より、いくつか紹介しておきます。

日光じんましん

日光じんましんは日光を浴びてアレルギー反応が起きることをいいます。

多形日光疹と症状が似ているので間違えられやすいのですが、肌が赤くなってミミズ腫れのようになります。

日光じんましんは太陽の可視光線が原因なので、予防としては日光に当たらないことが最重要です。

紫外線量は関係ないので日焼け止めを塗っても防ぐことはできません。

日光じんましんを防ぐためには、生活のなかで日光を避ける工夫しながら、服薬によってアレルギー反応を抑えるのが良いとのこと。

薬剤性光線過敏症

薬剤性光線過敏症は貼り薬(飲み薬)と日光が反応して起きる皮膚症状をいいます。

薬を使用した後、日光に当たって顔や首周りに赤み・痛み・かゆみが出現すれば、薬剤性光線過敏症を疑いましょう。

湿布や血圧降下剤で起きやすいので、症状が出現したら医療機関を受診して、治療と服薬調整を行うべきだと思います。

抗炎症成分のケトプロフェンを含む湿布薬の場合は、使用した部分が赤く腫れて、水ぶくれなど強い症状が出ることもあるそうです。

薬剤光線過敏症の正確な診断を受けるために、いつ、どこで、何をしたとき、どんな症状が出るのか、しっかり把握してから受診するようにしましょう。

コリン性じんましん

コリン性じんましんは汗が原因で起きるぶつぶつのことをいいます。

簡単にいうと「あせも」です。

汗をかき続けたり、皮膚が蒸れたりすると、角層が水分と結合して膨らむので、汗腺が閉じて炎症を引き起こし「あせも」が現れます。

また、皮膚炎によって急激に厚い角層がつくられると、汗管が閉塞して分泌された汗の行き場がなくなり、汗管が破裂して炎症が起き「あせも」となります。

そして、冬の時期には乾燥によって角層内の汗管が閉じているので、運動して急に汗をかくと汗が生体組織内に漏れ出て、チクチクする小さな膨らみをつくります。

これらすべてをコリン性じんましんと呼びます。

日焼けは美肌の大敵なのでしっかりと対策するべき

適度な日光浴は良いですが、過度な日焼けは肌にとって害です。

紫外線A波、B波は肌のバリア機能を壊して、肌細胞を酸化させてしまう作用があります。

紫外線A波(UVA)は真皮層のコラーゲンやエラスチンなどの保水成分にダメージを与えます。

紫外線B波(UVB)は肌表面の角層にダメージを与え、細胞の生まれ変わり周期であるターンオーバーを乱します。

また、色白の人は本当に注意が必要です。

あるデータによると、色白の人が紫外線の多い地域で住むことによって、皮膚がんの発症率が上がるとのこと。

イギリスからオーストラリアの熱帯地域、またはオゾン層の低下で紫外線の多くなる南極に近いニュージーランドへ移民した、メラニン色素の少ない白人の子供たちが外で遊ぶことにより、わずか30歳で皮膚癌を発症したり、あるいは長寿社会を反映したアメリカの豊かな白人たちが亜熱帯のフロリダで暖かい日光浴のもと豊かな老後を過ごしていると、皮膚癌発症率が高いことが問題となってきた。

スキンケアの科学(南山堂)

皮膚は日光を浴びることで、柔らかく弾力に富んだ繊維をつくるので、皮膚が黄ばんで深く消えないしわができます。

皮膚の炎症やメラニン色素の活動によって、色素沈着が起きてシミやそばかすも出てくるでしょう。

過度な日焼けは百害あって一利なしなので、いつまでも綺麗な肌を保ちたいのなら日焼け対策は絶対にするべきです。

まとめ

紫外線によるぶつぶつとかゆみの多くは多形日光疹(たけいにっこうしん)であることが多いです。

多形日光疹(たけいにっこうしん)の場合は、保湿と日焼け対策をしていれば自然に治っていくでしょう。

しかし、日焼け後にぶつぶつとかゆみが現れる皮膚疾患は他にもあります。

なかなか治らない場合や症状がひどい場合はすぐに皮膚科を受診しましょう。

そして、過度な日焼けは肌に悪いので紫外線対策は必ずしてください。

日焼けはしみ、そばかす、しわ、ほくろ、皮膚がんなど、いろいろな悪影響を与える可能性があります。

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