このページでは看護師に対する男性リハビリ職からのイメージを紹介します。
私の職場のリハビリ職に看護師のイメージを聞いてみました。
私は仕事を通して看護師と関わるのですが、日頃から看護師に対して思うことはあります。
看護師の良いイメージもあれば、看護師の悪いイメージもあって、最初に抱えていたイメージとは大きく変わりました。
ただ、看護師に対して持つ印象は人それぞれ異なるので、イメージだけで決めつけるのはいけません。
イメージはあくまでイメージということを肝に銘じてください。
看護師の世間一般的なイメージとは
世間一般的な看護師のイメージは良いものが多いです。
【世間一般的な看護師のイメージ】
・安定している職業
・給料が高い
・転職しやすい
・面倒見が良い
・綺麗な人が多い
・男性受けが良い
私も病院で働き始めるまでは、上記のような看護師イメージを持っていました。
知り合いに聞いても看護師のイメージは良いですし、病院で働いていたら看護師と知り合えるから羨ましいとまで言われます。
安定している職業
看護師は医療・福祉の現場では欠かせないので、安定していることは間違いありません。
看護師でなければできない仕事はありますし、高齢化社会が加速するなかで看護師の需要が減ることはないと思います。
ロボットやAIが普及しようとも、看護師の仕事がなくなることはないでしょう。
私の職場では看護師不足が問題となっており、人手が足りない病院・施設は悲鳴を上げています。
失業のリスクが低い看護師は間違いなく安定している職業です。
給料が高い
世間の人は「看護師の給料は高いから、独身の看護師は裕福な生活ができる」と思っています。
正直いうと、看護師の給料はそれほど高くありません。
看護師の給料は平均より高いですが、世間の人が思い描くほどの高給ではありません。
看護師といえど共働きは必須ですし、私の職場の看護師は給料に不満を抱えています。
看護師の基本給はリハビリ職と同じくらいで、夜勤手当や休日手当を含めると看護師のほうが多くなる程度です。
看護師の新卒初任給で手取り25万円なんてありえません。
関連記事:看護師の平均給料はいくら?手取り・ボーナス・年代別金額を紹介
転職しやすい
看護師が転職しやすいのは事実ですし、休職からの復帰や職場の異動ができなくて困ることはありません。
看護師が転職しやすいのは、看護師資格が業務独占だからです。
【業務独占】
業務を行うにあたって、有資格者だけが業務を行うことができる規則。
医療業界では医師、看護師、薬剤師などが業務独占に当てはまります。
医師でないと診察をしてはいけないし、看護師でないと採血をしてはいけないというルールです。
看護師の資格は業務独占で守られているので、他職種に職域を邪魔される心配はなく、安心して転職活動ができます。
面倒見が良い
看護師は普段から患者さんのお世話をしているので、日常生活においても面倒見が良いと思われています。
- 風邪になったとき、親身になって看病してくれる
- ケガをしたとき、すぐに手当してくれる
- 体調が悪くなったとき、誰よりも心配してくれる
- 困りごとがあったとき、テキパキと対処してくれる
日頃から患者さんの面倒を見ているイメージがあるから、看護師の面倒見が良いと思われるのでしょう。
綺麗な人が多い
「看護師は綺麗な人が多い」というイメージを持っている男性はいますが、綺麗な人の比率は確かに高いと思います。
私は病院で働いていますが、看護師は綺麗な人が多いと断言できます。
看護師に綺麗な人が多い理由は、看護師の女性比率が異常に高いからです。
たくさんの女性が集まると、綺麗な人が集まる確率も自然と高くなり、看護師に綺麗な人が多くなるのです。
また、看護師は資格者数が多いので、分母が大きい分だけ綺麗な人を見つけやすいのもあります。
看護師の国家試験の合格者は毎年6万人ほどです。
毎年6万人の看護師が輩出されているのだから、有資格者が多い分だけ綺麗な人が多くても不思議ではありません。
男性受けが良い
私は男友達から「看護師を紹介してほしい」と頼まれることが多いです。
白衣の天使という言葉があるように、一般男性からすれば看護師はモテる職業です。
合コン、街コンなどの出会いの場では、看護師というだけで凄い人気だと思います。
看護師の良いイメージが男性受けの良さにつながっているのでしょう。
ただ、看護師のリアルな姿を見ると考え方は変わるはずです。
ドラマや噂話から看護師のイメージを作り上げて、理想をあまりに高く持ちすぎると、現実を知ったときにショックを受けるので注意してください。
ひとつ言えることは、看護師のイメージはあくまでイメージということです。
イメージに騙されず、自分で判断しましょう。
看護師に対する男性リハビリからのイメージを紹介
私の職場のリハビリ職に看護師のイメージをアンケートした結果、世間のイメージとはかけ離れた事実が浮き彫りになりました。
【リハビリ職の看護師のイメージ】
・気が強い
・派閥をつくる
・男性受けは人による
・面倒見が良い人は多い
・資格に強さがある
私もリハビリの仕事を始めてから、看護師のイメージが変わりました。
看護師のリアルな姿を見ると考え方は変わるはずです。
気が強い
医療職からすれば看護師の気が強いのは当たり前であり、それゆえに病院の中で看護師の持っている権力は大きいです。
職場によっては医師より看護師のほうが権力を持っており、看護師に言いくるめられている医師もいます。
看護師の気の強さは患者さんとのやり取りで出来上がっていくのでしょう。
文句を言ったり、わがままを言ったり、暴れたりする患者さんの看護は気持ちが強くないとできません。
やりたい放題の患者さんをそのままにしたら病状が悪化するので、強い気持ちを持って仕事に取り組む必要があるのです。
派閥をつくる
看護師の世界は女性社会なので、仲の良い人同士で派閥をつくることが多いです。
仲の良い人同士で群れるのは、どの世界でもある話なのですが、看護師の場合は敵対関係になりやすい気がします。
男性と女性では性格の違いがあって、女性は嫌いアピールをするとき、相手を仲間外れにして伝える傾向にあります。
嫌いな相手に言葉で伝えるのではなく、派閥をつくるという事実で間接的に伝えて、相手との敵対構造をつくりあげていきます。
看護師の派閥は強固なので、一度でも揉め事が起こると厄介です。
男性受けは人による
男性リハビリ職に受けが良い看護師は①綺麗、②優しいの2点を押さえている人です。
リハビリ職は看護師のリアルな姿を知っているので、資格だけで男性受けにはつながりません。
「綺麗な看護師」
「優しい看護師」
2つの魅力が看護師に乗っかることで、リハビリ職からの受けは良くなります。
男性は単純な生き物なので、少しの魅力でコロッと変わるのです。
面倒見が良い人は多い
看護師の面倒見の良さは私も実感する部分があり、職業病のように誰のことでも心配してくれる人はいます。
私の職場でも、体調を気にかけてくれたり、作り余った料理を分けてくれたりする看護師はいます。
看護師の面倒見の良さも結局は人によるのですが、何かあったときに心配してくれる方が多いです。
日頃から看護師は患者さんの変化に気をつけていますし、容態が急変したときは即座に処置しないといけません。
看護師の仕事柄が周りの人への面倒見の良さにつながっているのでしょう。
資格に強さがある
リハビリ職と比べて、看護師の資格には強さがあるので、男性リハビリ職は羨ましいと思っています。
個人的な感覚として「強さ」と言っていますが、リハビリ職と看護師では資格が大きく異なります。
看護師の資格は業務独占であると説明しましたが、リハビリ職の資格は名称独占に分類されるのです。
【名称独占】
資格がなくても業務をすることは可能だが、資格がない場合は資格を名乗ることができない規則。
医療業界では保健師、理学療法士、作業療法士、介護福祉士などが業務独占に当てはまります。
業務独占と違うのは、名称独占は資格を名乗らなければ業務をしても良いところです。
- リハビリの無資格者が助手としてリハビリの手伝いをしても良い
- 介護の無資格者が助手として介護の手伝いをしても良い
つまり、リハビリ職は他職種に代替される部分があるので、業務を独占している看護師より資格が弱いのです。
看護師に怖いイメージを持っているリハビリ職はいる
リハビリ職の中には看護師に怖いイメージを持っている人がいます。
私も経験していますが、怖い人はとてつもなく怖いです。
看護師の気の強さを超えて、怖いレベルにまで達している人は、どこの職場にも数人います。
- 少しのミスを激怒する看護師
- やられたら絶対にやり返す看護師
- 悪口を言いふらす看護師
- 常にイライラしている看護師
常にイライラして、何事も悪いほうにとらえて、怒りを抱えている看護師に目を付けられると、リハビリ職はその後の仕事がやりにくいです。
特に看護師長クラスは怖いです。
カンファレンスでの看護師長の鋭い指摘におびえているリハビリ職は多いです。
リハビリ職が病棟の業務についてひとつ言うと、看護師長から5倍返しされます。
看護師長に気に入られるのと、ターゲットにされるのでは、仕事のやりやすさが大きく変わるのです。
リハビリ職が抱える看護師の怖いイメージは、幻想ではなく現実から生まれています。
患者さんは看護師のイメージを信用してはいけない
患者さんは看護師に対して「白衣の天使」のイメージを持っていると思います。
しかし、看護師のイメージに騙されて理想を高く持ちすぎると、入院生活が散々なものになるかもしれません。
患者さんの理想の看護師イメージと、実際の看護師が大きく違っていたときに、患者さんが受けるショックは大きいでしょう。
また、理想の看護師イメージを押しつける患者さんがいるのですが、看護師の反感を買うだけなのでやめるべきです。
「看護師だから当たり前だろ!」
「看護師のくせにその態度は何だ!」
看護師にかぎらず、どんな仕事にも言えることですが、偏見をぶつけられて気分の良い人はいません。
どんなイメージを持つかは自由ですが、理想のイメージに固執しすぎると、入院したときに看護師から冷たくされると思います。
看護師といえど人間なので、素敵な患者さんには素敵に振る舞いますし、性悪の患者さんには冷たくなります。
より良い入院生活を送りたいなら、看護師のイメージを信用しすぎないことです。
看護師のイメージで結婚を決めてはいけない
合コンや街コンで「看護師と結婚したい」とアピールする男性がいます。
結婚相手を職業で決めるべきではないのですが、良いイメージに引き寄せられて、看護師との結婚を決める人がいるのです。
看護師との結婚をイメージだけで決めるのは危険だと思います。
看護師と結婚した男性は、いろいろと苦労しているようです。
- 奥さんの気の強さに負けた
- 看護師のほうが稼いでいて気まずい
- 奥さんの尻に引かれている
- 看護師の不規則勤務に困る
結婚相手として素晴らしい看護師もいますが、結婚を後悔するレベルの看護師もいます。
元々、看護師の資格だけで結婚を決めるのが間違いなのです。
資格のイメージだけで結婚を決めるのは控えましょう。
まとめ
看護師のイメージは、世間の人とリハビリ職で大きく違いますが、良い部分だけを信じていると痛い目にあうでしょう。
看護師のイメージはあくまでイメージなので、思い込みすぎないように気をつけてください。
看護師という資格だけで判断するのではなく、人となりを見て相手と向き合うことが大切です。
あえて言うなら、リハビリ職の看護師イメージのほうが現実に近いので、ある程度のネガティブを想定しておくといいと思います。
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