このページでは私が気になった作業療法士の有名人を紹介します。
あなたは作業療法士の有名人を知っていますか？
書籍・論文・セミナーなどで名前をよく見かける「作業療法士の有名な先生」はたくさん知っていると思います。
しかし、テレビ・メディア・SNSで活躍している作業療法士は意外と知られていません。
作業療法士協会のお偉いさんや作業療法の歴史を築いてきた人物を紹介しても面白くないでしょう。
紹介するのは私が気になった作業療法士の新たな視点を広げてくれる方々です。
「夢のみずうみ村」代表：藤原茂
藤原茂さんは2009年11月17日「プロフェッショナル 仕事の流儀（リハビリが、人生を面白くする）」に出演された作業療法士です。
プロフェッショナル仕事の流儀では、藤原茂さんが代表を務められる「夢のみずうみ村」というデイサービスセンターが取り上げられていました。
全国テレビで作業療法士が取り上げられたので、藤原茂さんを知っている人は多いと思います。
大学の授業で藤原茂さんが出演するプロフェッショナル仕事の流儀を見て、私はとても衝撃を受けました。
私はプロフェッショナル仕事の流儀が大好きでしたし、作業療法士の名前で出演されていて「スゴイ！」と単純に思いました。
以下より、藤原茂さんのプロフィールを紹介します。
＜経歴＞
1982年：都立府中リハビリテーション専門学校の作業療法学科を卒業。それ以降、精神科作業療法、高齢者リハビリテーション、身体障がい者・発達障がい児リハビリテーションを経験。
1996年：山口コメディカル学院作業療法学科長就任。
2000年：特定非営利活動法人「夢の湖舎」を設立。
2001年：夢のみずうみ村山口デイサービスセンター開設。
2004年：株式会社「夢のみずうみ社」を設立。
2005年：夢のみずうみ村防府デイサービスセンター開設。
2006年：小規模多機能型居宅介護事業所 夢ハウス仁井令開設（防府市）
2010年：小規模多機能型居宅介護事業所 夢ハウスゆだ開設（山口市）
2011年：小規模多機能型居宅介護事業所 丸山（防府市）、就労支援事業所スープ屋「夢結び」開店。
2012年：東日本の震災を受けた岩手県沿岸部に「子ども夢ハウスおおつち」開設。
＜役職＞
NPO法人夢の湖舎 理事長
社会福祉法人夢のみずうみ村 理事長
株式会社夢のみずうみ社 代表取締役
琉球リハビリテーション学院 学院長
＜著書＞
介護予防リハビリテーション
園芸療法入門
何でもできる片麻痺の生活（共著）
生活支援のためのリハビリ・プログラム（１）
生活支援のためのリハビリ・プログラム（２）
強くなくていい「弱くない生き方」をすればいい
私は藤原茂さんの出演するプロフェッショナル仕事の流儀がとても印象に残っています。
藤原茂さんが代表を務める「夢のみずうみ村」デイサービスセンターでは、楽しみながらリハビリができる工夫がされているのです。
- 漢字の読み方クイズを壁の高い位置や低い位置に貼りつけ、姿勢の変化・腕の運動を促す。
- 施設の廊下や階段にユニークな名前をつけ、歩行する際に目に入るようにする。
- 施設内通貨をつくり、リハビリのメニューを消化することで、施設内通貨を稼ぐことができる。
利用者さんが自主的にリハビリに取り組んで、なおかつ楽しめるように「夢のみずうみ村」デイサービスセンターは運営されています。
利用者さんが受け身でリハビリをするのではなく、利用者さんが自主的にリハビリをする仕組みはとても参考になります。
また、利用者さんの「楽しそう」「面白そう」という気持ち、「挑戦してみよう」「人の役に立ちたい」という社会性を大切にすることは作業療法士には必要不可欠な考え方です。
作業療法士として藤原茂さんは知っておくべきでしょう。
ただ、NHKオンデマンドでも「プロフェッショナル仕事の流儀（（リハビリが、人生を面白くする）を視聴することができないので残念です。
モデル：チバユカ
チバユカさんは作業療法士の資格を持ちながら、モデルとして活躍されている方です。
アップルウォッチのCMに出演されているので、テレビで見かけたことのある人も多いと思います。
現在、チバユカさんはガンズというモデル事務所に所属してモデル活動をされているので、作業療法士として仕事はしていません。
しかし、昔は作業療法士をしながら素人モデルとして活動していたみたいです。
ストリートスナップとしてチバユカさんが紹介されていますが、職業のところに作業療法士と記載されています。
モデル事務所に所属する前は作業療法士と素人モデルを分業していたのでしょう。
素人時代からとても綺麗な方ですし、モデルとして活躍してもおかしくないです。
以下より、チバユカさんのプロフィールを紹介します。
＜プロフィール＞
名前：チバユカ（本名不詳）
生年月日：1992年8月21日
出身地：岩手県
血液型：A型
身長：165cm
バスト：78cm
ウエスト：55cm
ヒップ：87cm
＜雑誌＞
GINZA
装苑
リンネル
kiitos.
SPRiNG
FUDGE
anan
など
＜広告＞
Lee「JEGGINGS」
niko and…MAGAZINE
TOHO CINEMAS×CCJC「POP&COKE」
GU「YOUR FREEDOM GU SNAP」
HEP FIVE「FIVE SENSE NEO GRUNGE」
ユニクロ「Today’s Pick Up」
三松「KIIRO」
イオンTOPVALU「LegAccessory」
RODEO CROWN×サマンサタバサ
Pioneer ヘッドフォン
など
＜PV＞
Survive Said The Prophet「SPINE」
GOOD BYE APRIL「リップのせいにして」
Bullet For My Valentine「Not Dead Yet」
King Gnu「Vinyl」
向井太一「Cant’ Wait Anymore」
チバユカさんは数多くの雑誌・広告に出演されており、これからはモデルとしてもっと活躍されていくかもしれません。
チバユカさんのインスタグラム・Twitterが気になる方はぜひご覧ください。
私は作業療法士として働いていますが、作業療法士の資格を取ったとしても道はひとつではないと思います。
チバユカさんのように作業療法士を取得したけどモデルとして活動しているケースも全然ありです。
「作業療法士の資格を取ったら、作業療法士として働かないといけない」
作業療法士のあり方に悩んでいる人はいるかもしれませんが、あなたの人生なので自由に選択すればいいのです。
私は同じ作業療法士として、モデル活動をされているチバユカさんを応援したいと思います。
作業療法士：細川寛将
細川寛将さんは作業療法士の資格を持ちながら、複業家としてさまざまな仕事をされています。
ブログ・Twitterで情報発信されていますが、Twitterのフォロワー数は6000人を超えており、作業療法士としてはトップレベルでしょう。
作業療法士という枠にとどまらず多方面で活躍されており、作業療法士の働き方について参考になる方です。
細川寛将さんのプロフィールを紹介します。
＜経歴＞
2009年～2013年：社会医療法人財団新和会 八千代病院（回復期リハビリテーション病棟で作業療法士）
2012年：社会人大学院に進学（2014年に修了）
2013年：後輩から相談をうけ本格的に複業・パラレルキャリアを実践し始める
2013年～2015年：有限会社RK（訪問リハビリ業務、デイサービス相談員）
2013年～2016年：株式会社メディカルエージェンシー（取締役・リハビリメディアPOST副編集長）
2015年～：医療法人陽明会グループ（在宅緩和ケア住宅まごころの杜 施設長）
2015年～：Shuha-Re Project（個人事業主登録）
2016年～：株式会社クリエイターズ（取締役・CoMedi編集長）
2016年～：一般社団法人 ベル学術振興機構（理事・ウェディング介護事業技術担当）
2016年～：特定非営利活動法人 リハビリコラボレーション（副理事）
2017年～：一般社団法人 医療福祉支援協会（理事）
2018年：一般社団法人 守破離（代表理事）
細川さんは作業療法士だけでなくさまざまな仕事に携わっています。
- サービス付き高齢者住宅の施設長
- 就労支援事業、メディア事業
- NPO法人や一般社団法人の役員
- ヘルスケアベンチャー企業の支援
私は『医療・介護業界に必要な「複業・パラレルキャリア」という選択肢』という記事で細川さんを知りました。
記事の中で細川さんは「医療・介護業界には複業・パラレルキャリアという選択肢が必要である」と述べています。
詳しい内容は記事を見ていただきたいのですが、簡単にいうと1つのキャリアに固執するのではなく、さまざまなキャリアを持ったほうが有意義であるということです。
実際に細川さんは作業療法士としてのキャリアだけでなく、さまざまなキャリアを構築されています。
私は「複業・パラレルキャリア」の考え方に感銘を受けましたし、現在ではブロガーというキャリア形成に取り組んでいる最中です。
細川さんの記事・SNSは作業療法士に新しい視点を提供してくれるので絶対に目を通しておくべきだと思います。
作業療法士：竹林崇
竹林崇さんは上肢機能アプローチのスペシャリストであり、行動変容・課題指向型アプローチ、CI療法、ロボットテクノロジーなどを中心に臨床・研究に取り組まれています。
竹林崇さんはTwitterを運営されており、フォロワー数1万人と作業療法士ではトップレベルです。
SNS・ブログを通じて有力な情報を発信されているのでチェックしてみてください。
竹林崇さんのプロフィールを紹介します。
＜プロフィール＞
2003年 川崎医療福祉大学 医療福祉学部 卒業
2003年 兵庫医科大学病院 リハビリテーション部 入職
2011年 大阪府立大学大学院 総合リハビリテーション学 入学
2013年 大阪府立大学大学院 総合リハビリテーション学 修了
2013年 兵庫医科大学 医科学先行 高次神経制御系リハビリテーション科学 入学
2016年 兵庫医科大学病院 リハビリテーション部 退職
2016年 吉備国際大学 保険福祉学部 入職
2018年 兵庫医科大学 医科学先行 高次神経制御系リハビリテーション科学 修了
2018年 吉備国際大学 保険福祉学部 退職
2018年 大阪府立大学 地域保健学域 総合リハビリテーション学類 入職
＜書籍＞
上肢運動障害の作業療法 – 麻痺手に対する作業運動学と作業治療学の実際
行動変容を導く上肢機能回復アプローチ – 脳卒中上肢麻痺に対する基本戦略
竹林崇さんは研究・論文だけでなく、インスタLIVEでの講義・Twitterでの発信・YouTubeの出演など、ソーシャルメディアでの活動にも力を入れられているのです。
Twitterのフォロワー数6000超は大きな影響力ですし、自分の価値を高めながら影響力を高めていく素晴らしい例だと感じます。
作業療法士としてさまざまなメディアを通じて活動されているのは、これからのリハビリ職種の働き方において大切なことでしょう。
まとめ
この記事で紹介した方々のように自分をアピールしていくことは、これからの働き方においてとても大切だと思います。
作業療法士として有名になることは価値あることです。
有名人という大きな影響力を手に入れると人生を変えることができるでしょう。
SNSが浸透している現代において、フォロワー数が多ければ多いほど「あなたの価値は高い」と言えます。
あなたの影響力が大きいほど、あなたの発信は大きく広がり、あなたのつぶやきがパワーを持ち、あなたのビジネスチャンスは増えるはずです。
医療・福祉業界において有名な作業療法士はたくさんいますが、全国的に有名な作業療法士はいません。
作業療法士をテレビで見かけることは全くないです。
病院・施設という狭い範囲で仕事をするのではなく、今の時代ならSNSを利用して「作業療法士である自分」を売り込むことが重要ではないでしょうか。
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