40代独身の借金額は平均いくら?4割の人が生活に困って借りている

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40代独身の借金の平均額お金の話

このページでは40代独身の借金の平均額を紹介します。

40代独身の借金について以下の情報をまとめています。

  • 借金保有割合
  • 借金の平均額
  • 借金をしている理由
  • 借金返済額

現代は結婚しない人が増えており、40代で独身という状況はめずらしくありません。

ただ、借金をしている独身は注意が必要です。

借金の金額によっては「独身貴族」が揺らいでしまうので、借金についての意識を高めて安易な行動をとらないようにしてください。

※「令和元年 家計の金融行動に関する世論調査」より引用。
※調査対象は20歳以上70歳未満の単身で世帯を構成する者。
※調査方法はインターネットモニター調査。

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40代独身の割合

国勢調査によると、日本人の独身割合は男性31.6%、女性22.9%となっています。

ただ、統計は15歳以上人口で計算しているため、働き世代に限定すると割合はもう少し低くなるでしょう。

年代別の独身割合は以下のとおりです。

上記データを見ると、結婚が増えるのは30~34歳の時期ということがわかります。

そして、40代の独身割合は以下のとおりです。

男性女性
40~44歳29.3%19.1%
45~49歳25.2%15.3%

およそですが、40代のうち2割が独身という計算になります。

40代の2割が独身という結果が多いのか少ないのかはわかりません。

しかし、今後は少子高齢化の加速とともに、独身割合も増加していくことが予測されます。

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40代独身の何割が借金を抱えているのか

借金をしている40代独身の割合は以下のとおりです。

借金がある22.5%
借金がない77.5%

40代独身のうち2割の人が借金をしており、割合的には既婚世帯よりも低くなってます。

ちなみに、40代既婚世帯の借金保有割合は65.3%で40代独身とは正反対の結果です。

独身は金銭的な余裕があるので、借金を抱える必要が少ないのでしょう。

子供の教育費がかからないというのが、独身貴族として生きていける要因です。

また、独身だと広い家を必要としないので、マイホームの購入は自然と後回しになります。

40代独身は賃貸暮らしが多いでしょうし、マイホームを購入している人は少ないはず。

独身の状態で借金をしてマイホームを購入するのは勇気がいります。

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40代独身の借金平均額

統計データによると、40代独身の借金平均額は505万円です。

40代既婚世帯の借金平均額は1690万円なので、独身は借金が少ないという結果です。

ちなみに、40代独身の借金の中央値は150万円となっています。

中央値のほうが参考になるので、40代独身の借り入れは150万円が増場だということです。

そして、40代独身の借金保有者の割合を金額別に示すと以下のとおりです。

借金保有者の割合
50万未満23.2%
50~100万未満13.1%
100~200万未満16.2%
200~300万未満14.1%
300~500万未満6.1%
500~700万未満6.1%
700~1000万未満1.0%
1000~1500万未満6.1%
1500~2000万未満4.0%
2000万以上8.1%

40代独身の半数以上は50~300万円程度の借金で収まっているのですが、500万円以上の借金をしている人もチラホラといます。

40代独身で500万円以上の借金をしている人は、結婚前にマイホームを購入したのかもしれません。

独身のうちに住まいを購入するのはありえる話です。

また、不動産投資を目的として、土地・建物を借金して購入する40代もいるでしょう。

不動産投資が上手くいけば、借金を返したうえで、利益を上げることも可能です。

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40代独身が借金をしている理由

40代独身のうち22.5%が借金をしているのですが理由はさまざまです。

割合
医療費や災害復旧資金4.0%
子供の教育・結婚資金3.0%
住宅の取得資金15.2%
日常生活資金41.4%
耐久消費財の購入資金21.2%
旅行・レジャー資金10.1%
株式等の投資資金4.0%
土地・建物の投資資金3.0%
相続税対策の資金0%
その他38.4%

借金をしている理由で最も多いのが「日常生活資金」であり、40代独身の困窮した実態が示されています。

40代独身で借金をしている人のうち、4割が生活に困ってお金を借りているのです。

ギャンブルで負けたのか、企業に失敗したのか、お金を騙し取られたのか、生活に困っている理由はいろいろでしょう。

生活のために借金するということは、貧しい生活を送っているということであり、一部の40代独身は悲惨な生活をしているのです。

また、独身では借金をしている理由として「その他」の割合が多くなっています。

40代既婚世帯は「その他」の割合が6.2%と少なく、借金をしている理由に大きな個人差はありません。

独身の場合は自由に動ける範囲が広いため、借金の理由にも個人差が大きくなるのでしょう。

「住宅の取得資金」の割合について、独身は15.2%となっていますが、40代既婚世帯は78.3%となっており、独身と既婚で大きく異なります。

40代独身でマイホームを購入する人の少なさが数字に表れています。

40代独身の借金返済額

40代独身の借金返済額の平均は年間11万円です。

借金を抱えている40代は月1万円の返済をしている計算です。

月1万円の返済は生活に困るほどの金額ではないと思います。

年間返済額の金額別の割合は以下のとおりです。

返済金額別の割合
借金なし77.5%
50万未満12.0%
50~100万未満3.4%
100~200万未満2.7%
200~300万未満0.5%
300~500万未満0.2%
500~700万未満0.2%
700~1000万未満0%
1000~1500万未満0%
1500~2000万未満0%
2000万以上0%

40代独身のうち7割は借金しておらず、返済を迫られてもいないです。

年間返済額は50~100万円の割合が最も高く、借金返済額としてはそれほど大きくありません。

50~100万円の借金なら質素な生活を心がければ問題なく返済できるでしょう。

借金総額にもよるのですが、40代独身なら金銭的余裕はあるはずなので、返済ペースを上げてもいいと思いました。

年収300万円の40代独身なら年間50万円は借金返済に充てることができます。

借金で苦しんでいる40代の独身女性の話

借金をしているのは男性が多いイメージですが、女性でも間違ったお金の使い方をしている人はいます。

40代の独身女性が多額の借金をしていたら周りからのイメージは良くないでしょう。

深刻な理由で借金をしている独身女性は要注意です。

  • ダメな男に貢いでしまった
  • ホストに入れ込んでしまった
  • 高級ブランドを買いあさってしまった
  • クレジットカードを使い過ぎてしまった
  • 無理な住宅ローンを組んでしまった

独身だから誰にも相談できず、一人で借金の泥沼に入っていく女性はいます。

ある40代独身女性Aの話です。

浮いた話や結婚の予定もなく、賃貸マンションに一人で暮らしていた女性Aは、知り合いの不動産業者からマンションをおすすめされました。

  • 家賃を払うくらいなら住宅ローンを払ったほうがお得
  • 今はマンションの価格が安いからおすすめ
  • 独身のときからマンションを買ったほうが老後は安心
  • 不動産を持っておくと運用もできる

不動産業者の宣伝文句に騙されて、女性Aは貯金を頭金にして住宅ローンを組んだのです。

女性Aは「家賃を払うのも住宅ローンを払うのも同じ」だと思って決断したみたいです。

女性Aは住宅ローンはできるだけ早くに完済したいと思っていたため、月収20万円に対して月10万円返済の25年ローンを頑張って組みました。

女性Aは節約生活を続けて、収入の半分以上の住宅ローンを払っていましたが、ある時に悲劇が訪れたのです。

新型コロナウイルスによる影響で、会社の事業が縮小して女性Aは解雇されました。

急に仕事を失った女性Aに残されたのは退職金120万円と多額の住宅ローンでした。

40代女性Aはアルバイトでお金を稼いでいるみたいですが、最終的には自己破産も考えているそうです。

新型コロナウイルスが収束するのか。

住宅ローン完済まで頑張れるのか。

借金を助けてくれる誰かと出会えるのか。

明るい将来を想像できないなか、40代女性Aは苦しい生活を送っています。

借金を抱えたとき、労働、倹約、知恵で対処できるなら、目の前のできることを一生懸命に頑張りましょう。

しかし、多額の借金と高い利子でどうしようもなくなったら、まずは行政機関の弁護士に相談してください。

弁護士の無料相談を受けることで、住宅ローンの減額、一部の債務整理など、自己破産を免れる方法が見つかるかもしれません。

まとめ

40代は仕事をバリバリとこなしていくフェーズでもあり、年齢的には人生の折り返し地点でもあると言えます。

そして、40代独身の2割が借金をしています。

適切な借金をしている人だけではなく、なかには破産寸前の借金をしている人もいるでしょう。

借金はひとりで抱えず、弁護士に相談して、キレイさっぱり片付けるべきです。

人生において大切な40代を悩んで過ごすのはもったいないです。

40代の借金は挑戦でもあり危機でもあります。

独身だからこそできることもありますが、過度なレバレッジをかけた生活は控えるべきです。

いつ、誰が、どこで、借金地獄に落ちるかはわかりません。

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