このページでは他人に腹が立つ心理と穏やかな人生を過ごす秘訣を解説します。
他人の仕事ぶりが気になったり、他人の些細な仕草に腹を立てたりする人はいるでしょう。
私の周りにも他人のちょっとした行動に腹を立てて、毎日のようにイライラしている人がいます。
人間だから怒りの感情は仕方ないとしても、他人に腹を立ててばかりの人生は有意義ではありません。
また、他人に腹が立つのは自分が未熟である証拠とも言えます。
他人に腹が立って仕方ない人は、自分の人生を生きていないのです。
他人ではなく自分にスポットライトを当てて、人生を穏やかに生きる努力をしましょう。
他人に腹が立つのは原因がある
ほとんどの人は何かしらの原因があって他人に腹を立てます。
「理由もなくイライラする」という状態もありえますが、そんな場合でも何かしらの原因はあるのです(環境変化、疲労、心的ストレスなど)
他人に腹が立つのは原因があって、腹を立てるのが悪いということではありません。
- 自分だけ忙しくてAさんは暇そうにしている
- Bさんの感情的な意見に振り回される
- 自分は仕事をこなしているのにCさんはサボっている
- Dさんは不満ばかり言うけどアイディアを出さない
- 自分の給料は低いのにEさんの給料は高い
- Fさんの態度が悪くて見ていられない
仕事、人間関係、私生活において、他人に腹が立つ場面はたくさんあります。
私も仕事量に大きな差があったとき、他人の仕事ぶりを見てイライラすることがあります。
人間であるかぎり、腹が立つのは仕方ないです。
人生を穏やかに生きる秘訣と言っても、「他人に腹を立てるな!」というものではありません。
他人に腹が立っている自分を見つめ直して、人生の意味についてしっかりと考えて、自分の人生を生きる方法を身につけるのです。
他人に腹を立ててばかりの人は、他人の人生を生きていると言えるでしょう。
他人に腹が立つ人の心理を解説
他人に腹が立って仕方ない人は、相手に依存していると言えます。
相手に依存しているからこそ、気になって、影響を受けて、怒りが芽生えてくるという心理状態です。
相手が好きだからこそ依存する心理もあるのですが、相手が嫌いだからこそ依存する心理もあるのです。
- 腹が立つから嫌がらせをしよう
- 腹が立つから強く注意しよう
- 腹が立つから無視しよう
腹が立ったことに関係して、自分の言動を変えてしまう人は、相手に依存して自立できていないのです。
「仕返し」「復讐」という考えは依存心理の塊と言えるでしょう。
相手から強い影響を受けているから復讐しようと思うわけで、依存する心理と腹が立つことは密接に関係しているのです。
相手への依存心がなく自立できている人は、腹が立ったとしても自分の言動を変えません。
自立できている人は腹が立っても嫌がらせをしないし、自分の信念にもとづいて行動するはずです。
腹が立つからと言って、復讐して満足している時点で、あなたは未熟者だと言えます。
他人の人生を生きるのではなく自分の人生を生きる
腹が立って仕方ない人は、他人の影響を強く受けていると言えます。
イライラする以外でも、他人の言動によって自分の言動を変える人は、相手に依存して生きていると言えるのです。
- 他人が△△と言ったから怒りを感じる
- 他人が△△したから嫌がらせをする
- 他人が△△しないから自分もやらない
他人の言動に影響を受けて、すべての物事を判断している人は、自分の人生を生きていると言えません。
信念にもとづいて物事を判断していたら、相手の言動や振る舞いなどは関係ないのです。
相手に腹が立ってとしても、自分のやるべきことをやりましょう。
先輩が仕事をサボっていても、自分は一生懸命に取り組みましょう。
誰かに依存して他人の人生を生きているかぎり、あなたの人生に成功はないでしょう。
せっかくの人生だから自分の人生を生きてください。
「自分の人生を生きる」という心理状態は、仕事だけではなく私生活にも当てはまります。
夫婦、友達、親族、見知らぬ人など、誰に対しても強い依存心を持つべきではありません。
どちらか一方が強い依存心を持つ関係は長続きしないので、お互いが自立しながら助け合える関係を築きましょう。
人生を穏やかに生きる秘訣を紹介
他人に腹を立てるばかりではなく、人生を穏やかに生きたいのなら信念を見つけてください。
人生を穏やかに生きる秘訣は、以下の質問の答えを探すことから始まります。
「あなたの行動を左右する信念とは何か?」
毎日を生きていくなかであなたの行動を左右しているものは何でしょうか。
自分の信念について明確な答えを持っている人は少ないと思います。
もしくは、日々の行動を左右する要因が、信念ではなく外的環境にある人もいるでしょう。
情報化社会が当たり前となった現在、人間はさまざまな影響を受けて生活しているので、自分を見つめ直す時間も取れないはずです。
しかし、自分の人生を生きるには、信念を見つけ出す必要があります。
自分が何によって動くのか。
自分が何によって感じるのか。
行動を左右する信念を見つけることが、腹を立ててばかりの人生を脱却する方法です。
ちなみにですが、私は以下の信念にもとづいて毎日を生きています。
- 与えられた仕事に対して全力を尽くす
- 他者をだますことは決して言わない
- 困っている人がいたら迷うことなく助ける
- 身体の健康には気をつける
- すべての人に思いやりの気持ちをもって接する
私は上記の信念にもとづいて行動しているので、他人が何をしようが人生の指針は変わりません。
相手に怒りの感情を持とうが、相手を思いやる気持ちは同じです。
相手に無視されようが、親切心を持って行動します。
私は他人に依存して影響を受けるのではなく、信念にもとづいて生きていくのです。
他人にイライラするなら自分を見つめ直すチャンス
他人にイライラしている時間は不愉快ですし、人生をもっと楽しく過ごしたいと思うでしょう。
正直いって、イライラしている時間はもったいないです。
怒りの感情が頂点に到達しそうなときこそ、自分を見つめ直して人生を変えるチャンスです。
ほとんどの人は腹が立ったとき、ただ我慢をするだけか、イライラを当たり散らすか、どちらかの行動を取りがちです。
しかし、ずっと我慢したり、怒りをぶちまけたりしても、あなたの人生にプラスになることはないでしょう。
怒りの感情と向き合って、どうすれば人生を楽しく過ごせるか、日頃の自分を見つめ直す時間を取ってください。
ネガティブな感情を受け流すことで、日々の生活が楽になるはずです。
また、ネガティブなエネルギーをポジティブに変えることができたら、あなたの人生はより良いものになると思います。
人間なので腹が立つのは仕方ないとしても、腹が立ったときの行動には気をつけるべきです。
腹が立ったときやイライラしたときの振る舞いで、人生の成功が左右されると言っても過言ではありません。
まとめ
先輩、後輩、営業先、友達、夫婦、子供、見知らぬ人など、生きていると色々な人に腹を立てる場面があります。
「腹を立ててはいけない」とは言いませんが、怒りの感情に身を任せてはいけません。
怒りはひとつの感情です。
たったひとつの感情に影響を受けて、人生を大きく左右する決断をしてはいけません。
人生の決断は自分の信念にもとづいてするべきです。
毎日の言動、振る舞い、仕草、姿勢などは、あなたの選択の結果であり、他人に依存していいものではありません。
人生を穏やかに過ごしたいなら、信念にもとづいて毎日の選択と向き合ってください。
自分の信念が見つかると腹を立てることは少なくなっていくはず。
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