このページでは分散投資のやり方をわかりやすく解説します。
投資するうえで最も大切なことは分散投資だといっても過言ではありません。
分散投資は合法的にリスクを下げることができるので、利用していない投資家は損をしています。
厳密にいうと、分散投資はリターンを維持したまま、リスクだけを下げることができるのです。
私は投資の三原則を「長期投資」「分散投資」「低コスト」だと思っていますが、リスク低下の効果を発揮するのは分散投資です。
分散投資とは
分散投資とは「幅広く投資をする」ことです。
「分散投資」とは、投資先を一つに限定せず、複数の投資先に投資することをいいます。
引用:みずほ証券HP
あなたが100万円を投資するとき、株式に25万円、債券に25万円、不動産に25万円、金に25万円というように複数の投資先に投資することを分散投資と言います。
分散投資はリスクを下げる効果があるので投資家が利用しない手はありません。
分散投資のやり方
分散投資のやり方は2種類に分けることができます。
- 投資商品の分散
- 国・地域の分散
投資で失敗しないためにやり方を理解しておくことが大切です。
投資商品の分散
投資商品の分散ではさまざまな金融商品に分散投資をします。
- 株式
- 債券
- 投資信託
- 不動産
- 金
- 原油
- 定期預金
上記の他にも金融商品はたくさんあるので分散投資の幅は本当に広いです。
基本的に株式はリスクが高く、債券や預貯金はリスクが低いです。
金はインフレに強く、不動産はインフレ・デフレの影響を受けにくいとされています。
それぞれの金融商品に特徴があるのでしっかりと考えて分散投資をしましょう。
投資する国・地域の分散
投資する国・地域の分散では国内と海外に分散投資します。
国レベルの分散投資を考えると以下のとおりです。
- アメリカ
- 日本
- イギリス
- 中国
- ドイツ
- オーストラリア
- インド
- ブラジル
- ロシア
国レベルの分散投資は世界各国が投資対象となります。
地域レベルの分散投資を考えると以下のとおりです。
- 先進国
- 新興国
- ヨーロッパ
- アジア諸国
- 太平洋諸国
- 中東諸国
地域レベルの分散投資は世界地域が投資対象となります。
世界大国のアメリカはマイクロソフト、アップル、アマゾン、グーグル、フェイスブックなどの巨大企業を中心にして今後も成長していくでしょう。
中国は強力な経済成長によってアメリカに次ぐ世界第2位の経済大国となりました。
将来的に人口大国や資源国が集まっている新興国は急激に成長するかもしれません。
国・地域によって経済の成長は異なるので世界経済を考えながら分散投資をしましょう。
分散投資の失敗しないやり方をわかりやすく解説
分散投資で失敗しないためには適切なやり方を身につける必要があります。
分散投資に適切なやり方はしっかりと手順を踏むことです。
- 分散投資の効果を理解する
- 分散投資のメリットを理解する
- 分散投資のデメリットを理解する
- 分散投資の具体例から学ぶ
やみくもに投資対象を広げても効率が悪いので、分散投資の本質を理解して、具体例から基本を学ぶことが大切です。
分散投資の効果を理解する
分散投資にはリスクを下げる効果があるのですが、どのような仕組みでリスクが低下するのかを理解している投資家は少ないでしょう。
簡単にいうと、値動きの違う投資商品を組み合わせることで、お互いに補い合ってポートフォリオを支えてくれるのです。
分散投資の効果は以下のとおりです。
- 分散投資の効果はリターンを維持したままリスクだけを下げる
- 分散投資の対象は相関係数が低いものがいい
- 国際分散投資の効果は素晴らしい
分散投資を理解するためには相関係数という概念が関係するので下記の関連記事をご覧ください。
関連記事:分散投資の効果をわかりやすく解説
分散投資のメリットを理解する
分散投資の唯一のメリットはリスクを下げることです。
分散投資でリスクを下げることができると、さらにリスクを追加することができるので、より高いリターンを狙うことができます。
分散投資のポイントは以下のとおりです。
- 分散投資のメリットはリスクを下げること
- 投資対象に偏りがあると効果は発揮されない
- 時間の分散(投資タイミングの分散)はリスクを下げない
分散投資にはいくつかの注意点もあるのでしっかりと理解を深めておきましょう。
関連記事:分散投資のメリットをわかりやすく解説
分散投資のデメリットを理解する
分散投資にはメリットだけでなくデメリットも存在します。
分散投資のデメリットは以下のとおりです。
- 分散によってリターンが抑えられる
- 効果的な分散投資には費用が必要
- 分散が幅広いと管理が大変になる
インデックス投資家にとっては大したデメリットではないのですが、一発逆転を狙っている投資家にとっては大きなデメリットだと思います。
関連記事:分散投資のデメリットをわかりやすく解説
分散投資の基本例から学ぶ
分散投資の基本例を示した投資本はいくつかあります。
ウォール街のランダム・ウォーカーでは投資家の年齢に合わせてポートフォリオの分散比率を調整するように書かれています。
お金は寝かせて増やしなさいでは世界各国の株式時価総額と同じ比率で分散投資することを推奨しています。
投資初心者は分散投資の基本例を学ぶことから始めましょう。
先人のポートフォリオから分散投資の例を学ぶことは、投資初心者にとって有意義だと思います。
下記の関連記事では4冊の投資本から分散投資基本例を紹介しているので興味のある方はぜひご覧ください。
関連記事:分散投資の基本例をロングセラー本から紹介
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